ソフトバンクのデスパイネ(C)KYODO NEWS IMAGES

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 5番打者はチャンスで打席が回ることが多く、4番打者と同じように勝負強い打撃が求められる。

 今季5番打者で、好機に強かった選手はデスパイネ(ソフトバンク)だろう。5番打者での得点圏打率は12球団トップの.351、本塁打(32)、打点(93)もナンバー1の成績だった。

 ソフトバンクの達川光男ヘッドコーチは3月28日に放送された『ショウアップナイター開幕最前線』に電話出演した際に、「デスパイネはポイントになる選手」と話していたが、4番・内川聖一の後を打つ5番打者としてシーズン通して勝負強い打撃を見せた。

 また、セ・リーグの首位打者に輝いた宮崎敏郎(DeNA)も、5番打者で結果を残したひとり。5番打者での出場試合数(121)、安打数(150)は12球団トップ。

 宮崎の打撃について8月11日に放送された『DeNA-阪神戦』で解説を務めた大矢明彦氏は「ボールを捉えるのが本当に上手になりましたよね」と絶賛。「自分のタイミングで振れるじゃなしに、投球に合わせて振り幅を小さくしたり、体を回転させたりとか。今年は、そういうのができますよね」と語り、対応力の向上を成長したポイントに挙げた。

 その他、5番打者の成績トップ3は以下の通り。

【出場数】

1位 121試合 宮崎敏郎(DeNA)

2位 111試合 デスパイネ(ソフトバンク)

2位 111試合 銀次(楽天)

【安打】

1位 150安打 宮崎敏郎(DeNA)

2位 109安打 銀次(楽天)

3位 107安打 デスパイネ(ソフトバンク)

【本塁打】

1位 31本塁打 デスパイネ(ソフトバンク)

2位 17本塁打 レアード(日本ハム)

3位 14本塁打 宮崎敏郎(DeNA)

【打点】

1位 93打点 デスパイネ(ソフトバンク)

2位 61打点 宮崎敏郎(DeNA)

3位 54打点 レアード(日本ハム)

【得点圏打率】

1位 .351 デスパイネ(ソフトバンク)

2位 .339 マギー(巨人)

3位 .329 レアード(日本ハム)

※5番での成績のみ

(ニッポン放送ショウアップナイター)