節分の時期になると、毎年巻き起こるのが「恵方巻き」をめぐる論争だ。

今や「豆まき」を超える節分の風物詩として定着しつつあるが、こうした動きにいまだ「違和感」を覚える人が少なくない。

恵方巻き(zenjiroさん撮影、Flickrより)

Jタウンネットがツイッターで簡易アンケートを行ってみると、実に3分の2にあたる66%の人が、「(定着に)違和感がある」と回答した。

恵方巻きは日本の伝統破壊の陰謀なのか

そもそも恵方巻きは、大阪周辺に起源を持ち、長く関西ローカルで続いてきた習慣だ。それが大手コンビニやスーパーなどで採用されたことで、この20年ほどで全国区のものとなった。

商業的な思惑によって、いわば「作られた伝統」という感覚を持つ人も少なくないようで、その「猛プッシュ」に反発する声は以前から一定数ある。

Jタウンネットでも2014年、15年と2度にわたって調査を行ったが、大阪をはじめ関西では「食べる」派が優勢だったのに対し、それ以外の地域では「食べない」といった回答が多いなど、今なお地域差が目立つ。


著名人も含むツイッターでの声を、いくつか紹介すると――。

「#恵方巻き撲滅」なるハッシュタグを作って、反対の声を上げる動きさえある。すなわち、恵方巻きは「『正しい伝統』の破壊」であり、日本文化に対する陰謀、攻撃だというのだ。

さすがにここまで来ると、こうした「恵方巻きアンチ」への否定的な反応も。

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