2021年、箱根駅伝、着用率0%。「アシックスじゃ、戦えない」選手たちからの戦力外通告だった。あの日から5年。シェアは徐々に回復し、2025年には7年連続首位のナイキを抜いた。逆転劇の裏側には、どん底のなか、歯を食いしばった開発者たちの闘いがあった。チームを率いたアシックス・スポーツ工学研究所長の竹村周平さんに話を聞いた――。(取材・文=フリーライター・笹間聖子)■黒く塗られたシューズロッカールームで、その