3月27日発売の本書『作家の黒歴史デビュー前の日記たち』(講談社)は、作家・宮内悠介がデビュー前にインターネット上で書きため、非公開もしくは削除していた文章をバックアップから発掘。本人曰く〈本当に見せたくない隠しておきたいやつ〉を厳選して公開し、自己批評を加えるという文芸誌「群像」での連載をまとめた、どうかしているとしか言いようのないエッセイ集である。 参考:ヤギの睾丸を患者に