迷惑客と犯罪者は紙一重であり、「迷惑」が行き過ぎると「犯罪者」になってしまう。頻繁に東京地裁に出入りをする筆者は、これまで様々な「迷惑客」の裁判を傍聴してきた。そんななかも耳を疑った、“コインランドリーの迷惑客”の裁判を傍聴したことがある。◆コインランドリーで「大便を撒き散らした男」初公判は2022年3月、東京地裁で開かれた。被告人は60代の男性A。詐欺や器物損壊行為を繰り返し、なんと前科16犯。起訴