78本の指を持つギタリストマシーンのように、演奏のために製作されたロボットバンドが存在していますが、Amazonが荷物の配送に起用を目指しているドローンを使って、映画「2001年宇宙の旅」で使われているR・シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」導入部など3曲をキーボード・ドラム・ギターなどで演奏する驚きのムービー「Flying Robot Rockstars」がYouTubeで公開されています。

Flying Robot Rockstars - YouTube


演出家カーティス・センスニグ氏がムービーの撮影を担当し、音楽家ダン・ポール氏が曲の演出を担当。


暗い室内に1台のドローンが飛んできました。


その先にはピタゴラスイッチの様な仕掛け。


ドローンが降下するとシーソーのように配置された鉄片が弦に当たり、「ビィーン」とギターの音が鳴り始めました。



弦を弾くタイミングで弦に沿わせた滑車を前後させて音程を調節しているようです。



シンセサイザーには鍵盤に板が取り付けられています。ドローンが板に乗ると、あの「2001年宇宙の旅」で猿人が夕日をバックに知性を獲得した時に流れる「ツァラトゥストラはかく語りき」の管楽器のメロディが流れ始めます。


そしてバスドラムには2つのバチが取り付けられており、ドローンが交互に降下することで「ドンドンドンドン……」とメロディにおなじみのビートが重なります。


3台のシンセサイザーによってオーケストラっぽい音も完全再現。人間が演奏しているのと遜色ない演奏です。


1曲が終了するとドローンたちは配置変え。


スタンドにはベルに紙コップをくっつけたものが4つずつ設置されており……


それぞれのドローンが紙コップにタッチすることでオルゴールのようなメロディを演奏。「ドローンってこんなに繊細に動けるんだ……」と驚かされます。


2曲目が終わってまたまたドローンが配置を変えます。


打楽器に集まったドローンがシンバルやスネアなどを叩き、まるでドラムセットようなリズムを作ります。



ドラムに合わせてギターの演奏が入ります。なんとギターは鉄片を叩く「弦を弾くドローン」と、上下に移動することで弦を引っ張る「弦を調節するドローン」、という2台が1組になって演奏していました。



キーボードの伴奏も加わり、しっとりしたクラシックロック調の音楽を演奏。


それぞれのドローンが与えられた役割通りに動くことで見事な演奏を披露しています。


演奏が終盤に差し掛かり、1台のドローンがトスンと木片を叩くと……


留められていたマレットが振り下げられ、大きくシンバルが鳴り響いて演奏は終了。



今回のドローンによる演奏パフォーマンスは、2014年4月26日〜27日(現地時間)にアメリカ・ワシントンで行われる「Science and Engineering Festival」でライブ演奏が行われる予定です。

USA Science and Engineering Festival - Home
http://www.usasciencefestival.org/


なお、このほかにもドローンやロボットを使ったいろいろなムービーは以下のウェブサイトで見ることができます。

KURTIS FILMS
http://www.kurtisfilms.com/