GALAXY、Xeria、iPhone、HTCでも不満足が高い?スマホの便利さはユーザーに届いてない?
・最も満足度の高いスマホは「HTC J One HTL22」――エニタイムズ調査
調査対象機種が、「GALAXY S4 SC-04E」「Xperia UL SOL22」「Xperia Z SO-02E」「Xperia A SO-04E」「iPhoneシリーズ」「HTC J One HTL22」「HTC J butterfly HTL21」「INFOBAR A02」「HTC J ISW13HT」ということもあり、国内で人気のシャープ制のAQUOS Phoneシリーズや、富士通製のARROWSシリーズが含まれていないため、偏りはあるものの、NTTドコモの「ツートップ」やauで人気のHTC Jシリーズ、iPhoneも含まれているので興味深い調査となっています。
こうした満足度から見える、不満度を裏読みしてみたいと思います。
■満足度の高い機種=完成度が高い機種ではない
機種の順位でiPhoneのランクが低いようにみえますが、もっとも多く使われていることで、ほかの機種に比べて理解度が進んでいることが要因とも読み取れます。どのように優秀な機種でも長く使われたり、使いこなされたりしていくことで、不満点が見えてきます。1〜3位は夏モデルとして新しい機種で、ウリとなっている特徴的な機能にまだ注目されている段階とみることができます。
1位:HTC J One
2位・3位:GALAXY S4とXperia ULが同点
4位:iPhoneシリーズ
ほかの機種に比べて利用者が圧倒的に多いiPhoneは、満足している人の数も不満を持つ人の数も多いことを考慮しておく必要はあるでしょう。
■選択基準
機種を選ぶときに重要視をする基準からもいろいろなことがわかります。
○ベスト3
「バッテリーの持ちがいいこと(61.5%)」
「画質のきれいさ(57.9%)」
「快適に動作すること(サクサク度)(54.5%)
ベスト3では、バッテリー、画面、動作速度と、基本的な機能で足キリしていることがわかります。つまり、バッテリー容量の数字が平均より低い、ホームなどでの画面発色が鈍い、触った際の動作速度にもたつき感がある機種は、購入候補や関心から確実に外れているともいえそうです。
○その他
「信頼出来るブランドであること(52.3%)」
「外装のデザイン(47.0%)」
「大画面(42.1%)」
「操作が分かりやすいこと(42.0%)」
「本体が軽い(41.1%)」
ブランド信頼性で選択する人が多いということは、安定した機種の提供と宣伝効果によりイメージが大きく影響していることを意味します。大きなバグや不具合、イメージアップの宣伝やPRに注力しない機種は、対象外になりやすく、選ばれにくいということなのかもしれません。
外装デザインでは、スマホの基本機能と拮抗するくらい見た目の良さが重視される人が多く、外装デザインが凡庸で差別化できない機種は、今後はもう生き残れないとみていいでしょう。
軽さは、重要視される要素としては二の次であり、一番の特徴が「軽さ」ではアピール力もとしては弱いということでしょう。
バッテリーや表示、動作など基本機能以外では、ユーザーの選択基準は非常にシンプルと言えるでしょう。最新機能を売りにしたGALAXY S4が、Xperia Aがより販売数で劣ったのも、そうした背景があったのかもしれません。
■コミュニケーション?通販など実用生活?クラウド?
利用方法は、かなり興味深く、実用度や用途の差がはっきり読み取れます。
「Xperiaシリーズ」「GALAXYシリーズ」は、スマホのネットでのコミュニケーション利用が多く、メーカーが注力している、AV機能や新機能はユーザーには十分訴求できない可能性があります。つまり、これらのシリーズはブランドイメージが人気を支えていて、機種の特徴や機能面は、ユーザーにはそれほど重要な要素とは写っていないのかもしれません。
「iPhoneシリーズ」は、iOS6で問題となった地図機能に対する注目度がまだ高いようですが、ネットショッピング利用が多いところが注目です。つまり、iPhoneユーザーは生活の中でのネット通販などをの利用率が高く、コミュニケーションだけでなく、実生活でのツールとして生活に入りこんでいるとみることができます。
「HTC製品」では逆に、通信やクラウドなど、ネット好きやハイテクリテラシーが高い利用者が多く、マニア度が高いニーズに支えられているといえそうです。
こうしてユーザーの満足度をみてみると、スマホが売りにしている機能やサービスは、実はユーザーには満足できる要素はまだ少なく、不満足もしくは、満足感を得られるレベルにも達していないという状況がみえてきます。
スマホは、新しい機能やサービスが続々と発表され、セールスポイントとして訴えていますが、利用者にとっては、まだ基本機能での満足度をクリアすることが最優先で、売りにしている新サービスや機能の多くが満足なものとして認知されていないともいえます。
つまり、スマホの便利さはこれから伸びる要素が多いが反面、ネットでみえているよりも一般的ではなく、努力しなければならいのでしょう。

