結婚しないカップルが増加 米の新トレンド報告

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同居はしても結婚はしない。これが一つの新しい家族の形態となってきている。90年代と比較するとパートナーがいても結婚しないカップルがアメリカでは増加している。

「30歳までのアメリカ女性の4人に3人は、結婚せずにパートナーと一緒に住んでいる」こうしたカップルはますます増加傾向にあると、この調査を行っているCenters for Disease Control and Prevention(CDC)が報告している。

この調査は15歳から44歳までの1万2279人の女性を対象に2006年から2010年まで行われた。対象となった女性の48%が最初は結婚せずパートナーと同棲している。この割合は1995年では35%だった。

これは同棲が結婚までのテスト期間となっているとレポートでは説明されている。

カルファルニア大学のL.A.性健康プログラムのダイレクター、ゲイル・ワイヤットはその理由について説明している。

「結婚はお金を持っている人、または結婚式のためにお金をかけたい人がするもの。それより、家を買ったり、ただ家を借りたりする。金銭的に豊かでない人、または教育レベルが低い人は結婚やそれにまつわる法的な面倒ごとを避けようとする」と金銭的理由が結婚への足かせとなっているようだ。

さらに「白いドレスが最終ゴールではなく、キャリアや金銭的自由に目を向けている女性たち」の姿も浮かび上がった。

だからこそ最初のステップは同棲、というのが最近のトレンド。1995年ではまだ39%の女性が同居経験無しにすぐ結婚していたが、現在は結婚に踏み切るカップルは23%にすぎない。

「アメリカでは同棲が家族形態の一つになっており、結婚へのステップのこともあれば、結婚の代替でもある」とレポートでは報告している。

人種別に見ると最初のステップが結婚ではなく同棲を取るのは、ヒスパニック系女性で57%、白人女性で43%、黒人女性で39%だった。アジア系女性だけ結婚前に同棲する人は少なかったという。


※当記事は、ハイブリッド翻訳のワールドジャンパー(http://www.worldjumper.com)の協力により執筆されました。


参考:Softdrinks: Fordert Cola Depressionen?
http://www.netdoktor.de/News/Softdrinks-Foerdert-Cola-De-1137521.html