ロンドン五輪3日目の29日、男子66キロ級準々決勝で、チョ・ジュンホ(韓国)が海老沼匡対戦し、一度は決まった旗判定が覆るという異例の事態が発生した。判定負けとなったチョは試合後、「何かを盗まれたような感じがした」と不満を漏らした。複数の韓国メディアが報じた。

 試合では延長戦の末に旗判定になり、一度はチョの勝利を意味する青の旗が3本上がった。チョはガッツポーズを決めたが喜んだのも束の間、主審と副審2人が審判委員に呼び寄せられると、今度は審判全員が白3本を上げた。

 チョは敗者復活戦で勝利し、最終的には海老沼と同じ銅メダルを獲得。試合後に開かれた記者会見で、海老沼との試合について尋ねられると、「判定後、何かを盗まれたような気分だった」とし、「残りの試合に最善を尽くそうと心に決め、自分なりに良い結果を出せたと思う」と語った。

 一方、大韓柔道会カン・ドンヨン事務局長は、「判定が覆るのを初めて見た」とし、3人の審判がそろって下した判定を映像確認することは審判の権限を侵害するものだと主張した。(編集担当:新川悠)