「質問を“圧殺”するんですか?予算委員長」「5分前ですよ。邪魔しないでくださいよ」中道議員が委員長に怒りあらわ…高市陣営のネガキャン疑惑めぐり「ヤジ」飛び交い国会大荒れ

22日、衆議院予算委員会において、中道改革連合の後藤祐一議員が高市総理の陣営をめぐる誹謗中傷動画疑惑や「サナエトークン」と呼ばれる暗号資産の問題について追及し、委員会室はヤジが飛び交い騒然となった。
【映像】中道議員が「委員長に」怒りあらわの瞬間(実際の様子)
後藤議員は、昨年12月のオンライン会議において、サナエトークンの事前販売に関わったとされる企業の社長からLINEグループで発言があった際、高市総理の公設第一秘書や後援会「チームサナエ」の代表らがグループのメンバーになっていた事実に間違いがないか事実関係をただした。
これに対し高市総理は、他候補への中傷行為を第三者に依頼することはあり得ないと否定。サナエトークンについても3月2日まで言葉も聞いたことがなく、発行や取引を承認したことはないと述べた。後藤議員が自席から「質問に答えてない」とヤジを飛ばす中、高市総理は週刊誌報道への事実確認対応で業務時間が確保できなくなっていると説明し、秘書の陳述書などを理事会に提出して詳細な問いへの答弁に代えたいと提案した。
後藤議員が「LINEグループについて答えてないですよ」と反発すると、坂本哲志委員長は挙手の上での再質問を促した。後藤議員は立ち上がり、「LINEグループのメンバーになったことは間違いないですかという質問に何にも答えてません。答えてください」と要求。しかし、坂本委員長が高市総理を指名せず陳述書を理事会で協議することを提案するとヤジが飛んだ。後藤議員が「予算委員会の質問を圧殺するんですか?予算委員長」と猛抗議し、坂本委員長が「圧殺はしません」と答えると、後藤議員は「だって圧殺してるじゃないですか。だってこれ全部通告しているんですよ、金曜の昼のうちに」と反論した。
続いて後藤議員は、高市事務所の回答書を示し、木下公設第一秘書がオンライン会議で暗号資産を配布するアイデアについて説明を受けたと回答しているのは事実かと追及した。
高市総理は、深夜に質問が届き事実確認をさせられている状況や、週末も資料を読み込んでおり睡眠を取っていない状況を説明。「国会への対応というのがとっても大事だというのは分かってます。でも時系列がばらばらで、週刊誌の切り抜きをいただきましても、これを私自身が確認して答弁することはなかなか困難」と語った。後藤議員らのヤジが続く中、高市総理は秘書の聞き取りを伝言することは困難であるとし、陳述書や証拠書類を提出することで答弁に代えさせてほしいと求めた。
後藤議員は「結局これに答えていないです。答弁拒否ですね」と断じ、木下秘書の参考人招致を要求。坂本委員長が陳述書や参考人招致について後刻理事会で協議すると応じると、後藤議員は「審議妨害をこれ以上しないでくださいよ委員長」と不満をあらわにした。
「5分前ですよ。邪魔しないでくださいよ」と抗議

後藤議員はさらにサナエトークンに関する質問を続け、同トークンが2月25日に公開され誰でも買えるようになったと言及。「Japan is backプロジェクト」という形でサナエトークンを広げている「NoBorder」という組織について触れ、NoBorderのXの2月25日のポストが記載されたパネルを示しようとしたが、自民党が理事会で“ハネた”と説明した。この資料は金融庁から直接入手したものだとした上で「サナエトークンが本日発行されました…」と読み上げようとしたところで、坂本委員長が「申し合わせの時間が迫っております」と告げた。後藤議員はタイムスケジュールなどが記されていると思われるメモ用紙を掲げながら「5分前ですよ。邪魔しないでくださいよ」と抗議した。
坂本委員長が「まとめながら質問をしてください」と促すと、後藤議員は質問を続行。公認後援会「チームサナエ」のXアカウントが依頼に応じて「『SANAE TOKEN』という新たなインセンティブ設計も注目されています」と引用リポストしていた事実を指摘し、「加担させられたと言わざるを得ない」と追及した。さらに、秘書が「暗号資産のアイデア説明があった」と回答している一方で、高市総理の公式Xでは「トークンがどのようなものなのかについて知らされておりません」と投稿している矛盾点を突き、答弁を求めた。
これに対し高市総理は、サナエトークンについて3月2日まで言葉も聞いたことがなく、発行や取引を承認したこともないと改めて否定。秘書の認識について、アプリ内でのインセンティブとしてポイントがつくという話を聞いたことはあるが、暗号資産が取引・発行されるなどということは聞いたことも承認したこともないと答弁した。
さらに後藤議員が金融庁への質問に移ろうとした際、坂本委員長が質問時間の超過を理由に打ち切りを求めたが、後藤議員は相談窓口への被害相談件数などを質問。坂本委員長から簡潔な回答を求められた金融庁の堀本善雄総合政策局長は、同庁の利用者相談室にサナエトークンの購入等に関し自らの損失に言及のあった相談が6月18日までに3件寄せられていると明かし、必要に応じて捜査当局に情報を提供するなど適切に連携していると答えた。
後藤議員がさらに発言を続けようとすると、坂本委員長は再び時間の超過を指摘。後藤議員は「(先ほどのチームサナエの投稿は)85万人が目にしてるんですよ。それでさっきのやつで誤認した人もいると思うんですよ」と訴え、ヤジが飛び交う中、「総理、被害も出てるんですから、謝罪すべきじゃないですか」と迫った。坂本委員長がみたび制止する中、後藤議員は「ということを申し上げて終わります」と述べて質疑を終えた。
(ABEMA NEWS)
