女性用トイレの行列解消へ、増設も視野 神奈川県、県有施設対象に混雑状況や要因調査

女性用トイレの行列解消を目指し、神奈川県の黒岩祐治知事は19日の県議会本会議で、不特定多数の人が利用する県有施設のトイレを対象に、本年度中に混雑の状況や要因などの調査を始める考えを明らかにした。「イベントや公演などで混雑が発生している場合があり、改善が必要だ」とし、調査結果を踏まえてトイレを増設するなどの対策を講じる。
国土交通省は今月、駅や商業施設などでの女性用トイレの行列改善に向けた指針を初めて公表。昨年の実態調査によると、女性用の便器数は男性用(大小合計)と比べて駅が63%、空港が66%、映画館が89%などと多くの施設で少ないことが明らかになった。
指針では、行列の背景に就業率の向上などで女性が外出先でトイレを利用する機会が増えたと指摘。女性は衣類の着脱に時間がかかるなどを踏まえ、利用者が男女でほぼ同数の施設では、原則として女性用の便器数を男性用以上とする必要があるとしている。
