[6.14 W杯F組第1節 日本 2-2 オランダ ダラス]

 後半44分の劇的な同点ゴールが決まり、ベンチのほうに走ってきた日本代表FW小川航基のもとに真っ先に飛び込んだのは、チームキャプテンに就任したばかりのDF板倉滉(アヤックス)だった。

「自分はもうわかっていたので。あそこで日本が得点すると。なんとなく自信もあったし、絶対に2-2に追いつくというのが自分の中にあった」(板倉)

 信じていた同点ゴールを決めたのは2017年のU-20W杯など育成年代から共に戦ってきた小川。共にベンチから戦況を見つめていた途中出場の選手が試合を決めたということにも感慨はひとしおだった。

「小川も途中から出て、途中からの選手がギラギラして集中して入るのがすごく大事になるし、『途中交代の選手が試合を決めるぞ』と話していた。(菅原)由勢もそうだし、非常にいい入りをしてくれたし、新たな勢いをもたらしてくれたと外から見ていて感じた」(板倉)

 板倉自身はキャプテン就任初陣はベンチスタートで出番なし。それでも「先制される形で非常に難しかったけど、中の選手たちも冷静に戦えていた」と頼もしそうにチームの戦いぶりを評した新主将は自身の出番について「もう総力戦なので。いつ出番が来てもいい準備をしたい」と前向きに話した。

(取材・文 竹内達也)