【大人の不安症】人前に出ることが苦手な社交不安症やパニック障害の特徴を解説!

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次から次へと気がかりなことが思い浮かび、不安で、不安でたまらない――そんな状態が続くことがあります。「心配性」「怖がり」など、性格や気質の問題のようにとらえられがちですが、生活に差し障りが生じるほどの現れ方であれば「不安症」という病的な状態ととらえられます。

「不安をなくそう」「不安になるのを避けよう」とすればするほど、不安は強く大きくなり、不安にとらわれやすくなっていきます。書籍 『不安症がわかる本 とらわれから抜け出す』から、「不安」とは何か、といった基礎知識をはじめ、さまざまなケース例とともに不安へのとらわれから抜け出す方法を具体的に紹介します。

人前に出ることが苦手。考えただけで不安になる社交不安症

人前に出たときに、顔が赤くなったり手や声がふるえたり、汗をかいたりした経験がある人もいるでしょう。そうした経験を失敗と感じ、対人場面での緊張が強まることがあります。人にどう思われるか過度に気にして、人前に出ることを避けるようになるのが社交不安症です。対人恐怖、あがり症ともいわれます。

一方、「また失敗するかも」という予期不安から、周到に準備するなど、安全確保行動を重ねる人もいます。どんなに準備しても安心はできず、さらに予期不安が強まっていくという悪循環が起こりやすくなります。

■現れ方は変化していく

児童期に発症することが多いものの、生活への影響が深刻になりやすいのは社会に出たあとです

〇幼い頃から内気なことも

後年、社交不安症と診断された人は、もともと内気で分離不安がみられたという人も少なくありません。

〇思春期には人の目が気になるもの

人の目を意識するようになるのは発達の過程でみられる自然なこと。社交不安症だとしてもひとりでコツコツ勉強している分には困らず、問題は目立たないことも。

〇社会に出ると困ることが増えやすい

社交性が求められる場に出たり、人前に立ったりする機会が増えると、困ることが増えます。一方で、困っていることを隠したいという思いも強く、結果的に生活に大きな影響が及ぶこともあります。

突然の激しい不安。パニック発作をくり返すパニック症・広場恐怖症

パニック発作は、いつでもどこでも起こる可能性がありますが、多くは乗り物の中など、そこからすぐには出られないような状況で起こります。

パニック発作を経験し、死を意識するほどの苦しみを味わうと、「また、あんなことになるかも」「今度は死んでしまうのでは」などという予期不安が生じやすくなります。発作を起こしたときと同じような状況になるのを避ける、薬を手放せなくなるなど、さまざまな策をとっても発作への不安が消えず、生活の幅が狭くなっていくがパニック症です。広場恐怖症を合併することもあります。

■避けようとするほど悪化する

緊張が高まり、不安でいっぱいになったときにさまざまな身体症状が現れるのは珍しいことではありません。問題は症状が消え、体の異常がないとわかったあとも不安が続く点です。

〇身体的な異常を疑うが「異常なし」

救急車を呼んでもらったり、症状がおさまったあと検査を受けたりするが、とくに異常は見つからず帰される

〇回避行動をとる

発作が起こったときと似た状況を避けるようになる

・発作が起こったときにしていたことはしない

・発作が起こった場所には行かない など

〇安全確保行動をとる

発作が起こっても死なずにすむように備え続ける

・苦しくなったらすぐ降りられるように各駅停車に乗る

・頓服薬を持ち歩く

・お守りを身につける

・出かけるときは、だれかにつきそってもらう など

〇広場恐怖症

実際に発作が起こったところだけでなく、発作が起こったときに助けを求めにくいと思われるところにいたり、出かけたりすることに強い恐怖を感じるようになることも

押し寄せる不安はどこから病気なのか。子どもに多い「不安症」とは