宇宙の誕生を陶磁器で 横浜・そごう美術館で陶芸家の葉山有樹さん個展 10メートル超の巨大作品も

国内外で活躍する陶芸家、葉山有樹(ゆうき)さん(64)の展覧会「─虹の彼方(かなた)に─葉山有樹展」が6日、そごう美術館(横浜市西区)で始まる。巨大なインスタレーションの新作を含む約50点を展示している。7月17日まで。神奈川新聞社などの主催。
葉山さんは佐賀県有田町出身。肥前磁器の伝統技術をベースに、細密な描写と神話や歴史に基づく独自の物語性を融合させた作品を手がけている。歴史を研究し、小説を執筆した後に制作に取り組むといい、葉山さんは「映画を作るように作品を作っている」と話す。
第1部「音の世界」では、ドビュッシーの楽曲から着想を得た「月の光」や、宇宙の誕生を表現した10メートルを超える「波動」など、大型のインスタレーションが並ぶ。その中心には地球を模した青い球体作品が浮遊する。
128種類の花々を表現した代表作「万花彩(ばんかさい)」シリーズの新作や四大文明を表現した細密な陶磁器作品、貴重な原版や原稿など制作工程と画法を紹介するコーナーも設置。
同館は「従来の磁器絵付けの枠を超え、神話や地球、万物の根源など壮大な世界観を表現しています。過去・現在・未来をつなぐ普遍の美を体感してください」と来場を呼びかける。
一般1500円、高校・大学生1300円、中学生以下無料。問い合わせは、同館電話045(465)5515。
