92歳で死去 歌手・菅原洋一さんとは 「ハンバーグ」の愛称で親しまれ…紅白22年連続 歌謡界けん引
歌手の菅原洋一さんが5月31日午前9時26分、都内病院で悪性リンパ腫のため死去した。92歳。大ヒットを連発し日本の歌謡界をけん引した。「生涯現役」を掲げ、90歳を超えてからもアルバムをリリース。スポニチ本紙の連載「だから元気!」で長生きの秘けつなどを語っていた。
菅原さんは1933年8月21日生まれ、兵庫県出身。国立音楽大学卒業後に「早川真平とオルケスタ・ティピカ東京」に参加し歌手デビューを果たした。デビュー以降、唯一無二のバリトンボイスで大ヒットを連発。90歳を迎えてからもアルバムをリリースするなど、日本の歌謡界を牽引した。
67年には「知りたくないの」が80万枚を超えるヒットとなり、同年、NHK紅白歌合戦初出場を果たした。その後、22年連続で出場する偉業を達成。さらに70年には「今日でお別れ」で日本レコード大賞を受賞。2018年にデビュー60年を迎え、日本レコード大賞企画賞を受賞する。19年には文化庁長官表彰と、長年に渡り活躍し続けた。
菅原さんの愛称は「ハンバーグ」。人気音楽番組「夜のヒットスタジオ」の司会者だった前田武彦さんが、菅原さんの丸くて愛嬌のある笑い顔を見て「3日前のハンバーグ」と表現したことがきっかけで定着した。この愛称について菅原さんはスポニチ本紙の取材に対し、「歌以外だと食事は肉を好んで食べます。愛称で「ハンバーグ」と言われたのは肉をよく食べたせい。食習慣の流れです(笑い)」と語っていた。
また長生きの秘けつについて、本紙の連載「だから元気!」の中で「小学校の時に腎臓、心臓と大きな病気をしましてね。長期療養で学校も休んで長生きできると思っていなかった。なんでここまで長生きできたかというと無理をしなかったからでしょうね。楽しい気持ちを保つように、気楽に生きるようにしています」と語っていた。
「生涯現役」を掲げ、直前まで歌い続けた菅原さん。90代でXなどのSNSを駆使しており、今年の元旦には「明けましておめでとうございます。昨年は沢山の方に私の歌を聞いていただき感謝でいっぱい。今年は93歳になりますが、唄える限り頑張りたいと思っています。本年もよろしくお願いします」と記していた。

