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「軽乗用車」をタクシーとして運行する「軽タクシー」の導入が、熊本県内で検討されていることが分かりました。早ければ秋にも登場する見通しです。

【写真を見る】いよいよ「軽タクシー」登場!? 安全性能アップ、燃料安く、狭い道もOK! 運転手不足の救世主か?  熊本 

日常生活で欠かせない交通インフラの1つであるタクシー、これまでは安全基準の観点などから軽乗用車をタクシーとして使うことは、福祉用などの一部に限られていました。

しかし、軽乗用車の安全性能が向上したことなどから、「軽タクシー」の解禁を決め、6月にも制度を改正する見通しです。

10年で3割減少 タクシー業界の危機

背景の1つには深刻化する運転手不足があり、県内でも導入に向けた検討が進んでいます。

熊本県タクシー協会 小山剛司会長「高齢のドライバーが多い。そういう人達が『これ以上は(続けられない)』という状況まできている。(今は)フルサイズの車よりはコンパクトな軽乗用車の方が運転しやすい。そういう人の掘り起こしじゃないが…」

全国的に見ても、タクシー運転手はこの10年で3割以上減っています。

導入のもう1つの理由

もう1つ、「軽タクシー」の導入を期待する理由はトランクの中にありました。

中には見慣れぬボンベが入っています。一般的なタクシーの多くは、ガソリンよりも価格が安い液化石油ガス、いわゆる「LPガス」を燃料に使っています。

この燃料を補給する専用のスタンドがピーク時から半減したこともあり、遠くのスタンドで燃料補給するケースが増えていることも、「軽タクシー」の導入を後押ししているようです。

熊本ならではの事情

小山会長は「軽タクシー」は「熊本だからこそ需要が高い」と見ています。

小山剛司会長「地方は狭い道が多い。例えばお年寄りなど(が多く住む)昔からの町や田舎は道路が非常に狭い。そういう所の奥に、お客様がいる。乗用車だとそこまで入れないので、(これまで)表に出て来てもらっていたのを玄関先まで(迎えに行ける)。我々が得意な”ドア・トゥ・ドア”の対応ができる」

県内最多の250台のタクシーを保有する「TakuRoo」の会長でもある小山会長。TakuRooでの導入時期を尋ねました。

TakuRoo 小山剛司会長「どうでしょうかね。秋くらいになるかな。なるべく早く導入できたらと思いますけどね」

気になる「運賃・安全性・定員」は?

「軽タクシー」の気になる運賃について、九州運輸局に聞いてみました。軽だから安くなるという訳ではないようで、「今後検討する」ということです。

また、「軽タクシー」の安全性を気にする人もいる中、国は新たに自動ブレーキなどの安全機能の搭載を条件とする方針です。

定員についても、九州運輸局は法で定められた「運転手を含めた4人以下」が適応されるのではないかということで、乗客は最大3人になりそうです。

福岡県に本社がある第一交通産業も、20台程度の導入を予定しているということです。