日本代表復帰の吉田麻也「明日引退してもいいという気持ちで」森保ジャパンに経験注入
来月11日開幕のW杯北中米大会に臨むサッカー日本代表が25日、千葉市内で合宿を開始した。初日はMF堂安律(フランクフルト)、FW上田綺世(フェイエノールト)ら既に所属クラブで全日程を終えた欧州組と、DF長友佑都(FC東京)ら国内組を合わせた12人、さらに31日の壮行試合アイスランド戦(MUFG国立)の1試合限定で追加招集されたDF吉田麻也(ロサンゼルス・ギャラクシー)が合流した。
22年W杯カタール大会以来3年半ぶりの代表復帰となった吉田は、大粒の汗を流しながら約1時間のメニューをこなした。ランニングでは長友とともに先頭を走る場面も。37歳の元主将は「お客さんとして来ているわけじゃない。代表がW杯で勝つ可能性が1ミリでも1%でも上げられるように、自分が持ってるものを一つでも多くチームに伝えていきたい」と言葉に力を込めた。
日本協会から打診を受けたのは今月15日のメンバー発表直後。「僕も半信半疑で」というサプライズだった。「W杯の準備の邪魔になるんじゃないか」と懸念はあったが、長谷部誠コーチに相談した上で受諾。「一晩考えた。自分が日本を強くしたいという気持ちでプレーしてきたので、自分にできることがまだあるんじゃないかというのが一番の決め手だった」と明かした。
日本代表から遠ざかっていた期間も森保ジャパンの試合は欠かさずチェックしてきたといい、「8年前、4年前より質の高い勝ち方ができるんじゃないかと思う」と進化を実感する。一方、前評判の高かった14年ブラジル大会では1次リーグ敗退を経験している。「ほとんどの選手が2回目なので、いい感覚のW杯しか見ていない。やっぱり難しかった時のW杯をしっかり理解しているか、佑都(長友)もそうですけど、そういうのをちゃんと伝えていくのが大事」と訴えた。
「明日ケガして引退してもいいという気持ちで来ている。それぐらいの覚悟をW杯でみんなに見せてほしいと思うし、そういうのを伝えていきたい」。覚悟を固めた吉田の1週間が始まった。
