【オークス】「あの時の記者さんだ!」今村聖奈の記憶力に驚かされた日…騎手候補生時代のツーショット
◆第87回オークス・G1(5月24日、東京競馬場・芝2400メートル、良)
歴史的快挙だ! 第87回オークスが24日、東京競馬場の芝2400メートルで3歳牝馬18頭で争われ、5番人気のジュウリョクピエロに騎乗したデビュー5年目の今村聖奈騎手(22)=寺島厩舎=が、JRA所属の女性騎手として初のG1制覇の偉業を達成した。JRA所属女性騎手初のクラシック騎乗で、5着まで首、首、首、頭差の大接戦を制し、「夢を見ているみたいです」と満開の笑顔を咲かせた。
驚かされてばかりだ。23年2月に、今村騎手にあいさつした時のこと。「覚えてますよ! あの時の記者さんだ! ナイママも頑張ってますよね」と言われ、なんて記憶力がいいのかと驚いた。私が美浦にいた20年1月。当時は競馬学校の騎手候補生だったが、その時に武藤厩舎でナイママという馬と写真を撮らせてもらっていた。デビューしてからも陰ながら応援していたが、1年目のCBC賞で重賞初騎乗V。あの日も驚異の勝負強さを感じたものだ。
オークスの1週前追い切り後に、「東京2400メートルのイメージはどうですか?」と聞いた。彼女は「みなさんは、私に東京2400メートルの経験がないとか気にしますけど…」と少し語気を強めた。負けん気の強さが感じられ、本命を打とうと決めた。この日の直線の進路取りは彼女らしく肝が据わっていた。「また厩舎に来てください。寺島厩舎には、かわいい子がいっぱいいるんですよ」。ゴールの瞬間、あの笑顔が浮かび、私も京都競馬場でガッツポーズした。(山下 優)
