【特集】モモ太の誕生で連日にぎわうGAO ホッキョクグマの飼育の舞台裏に密着! 秋田・男鹿市
男鹿水族館GAOは、ホッキョクグマの豪太とモモの子ども・モモ太の誕生で、連日にぎわいをみせています。
族館ではどんなふうにホッキョクグマを飼育しているのか。
舞台裏を取材しました。
■ごはんの準備や清掃…開館前の飼育員の仕事
開館前の午前8時半。
飼育員たちが準備を始めます。
8年前からGAOで働く柿添涼太朗さんがホッキョクグマの飼育担当です。
柿添涼太朗さん
「エサは冷蔵庫にあるので取っていきたいと思います」
GAOでは、室温1度に設定された大型冷蔵庫で動物たちのエサを保管しています。
柿添さん
「こっちが豪太の方の朝ごはんで、こっちがモモと生まれた子グマの朝ごはん」「サバとその下にあるのが、クマ用に作られている配合飼料とかをあげていたり。サツマイモなんですけど、ビタミン剤が入っていて、こういうものをあげています」
エサは朝と昼の1日2回。
体調にあわせて与える量を細かく調整しているといいます。
この日は豪太に約7キロ、モモとモモ太に合わせて8キロほどのエサを準備しました。
柿添さん
「今からホッキョクグマのところに入るんですけど、結構危険な生き物なので、こっちも慎重に作業している部分もあるので。不用意に話かけたりとかはせずに作業を見ていただければなと思います」
大型動物相手の危険な作業。
飼育員の安全確保のため、必ず2人以上で作業することになっています。
柿添さん
「親子が来ているんですけど、あんまりおりに近づきすぎないようお願いします」
親子をバックヤードに移動させている間に、展示エリアの清掃などを行います。
柿添さん
「排水溝なんですけど、ここにホッキョクグマたちが遊んでいるおもちゃを入れてしまうことがあるんで、取り出します」「結構ホッキョクグマいろんなおもちゃで遊ぶんで、特に子グマは遊ぶんで、いろんな場所に置いていきます」
用意したエサもセッティングします。
モモとモモ太の世話を終えると今度は豪太のもとへ。
柿添さん
「豪太」「これ油なんですよ。ホッキョクグマ油が好きなんで。あげると柵越しになめてくれる」「ちゃんとトレーニングとしてもあげるときもあって。これができていると前足の手の甲とか指の血管から採血することができるので、こういうトレーニングっていうのもやっています」
定期的に体重を測るなど日々、健康チェックも行っています。
■来館者への説明や飼育記録も 「飼育員としての感覚を大事に」
午前9時に開館すると、ホッキョクグマの展示エリアには早速人だかりが。
モモとモモ太が姿を見せました。
柿添さんが用意したエサを勢いよく食べています。
作業を終えた柿添さんも来館者のもとに向かいます。
柿添さんと来館者の会話
「最近なんか日に日に体力ついてきている感じなんで、まだまだこう起きてるんだみたいな」
柿添さん
「そういうお客さんと話す話して生態だったり、様子みたいなものを伝えるのも飼育員の役割だと思っているので、お客さんとはなるべく話すようにはしていますね」
飼育記録をつけるのも飼育員の日課です。
柿添さん
「ホッキョクグマの赤ちゃんの記録だと僕ともう一人の飼育担当が生まれたときのやつとかを書いて、何時に何しているみたいな、授乳がちゃんとできているのかとかというのをずらーと記録したやつがありますね」「飼育員の感覚として思ったことを記載しておくと、後からいきてくることが多いので、結構そういうのを大事にして書いてますね」
こうした日々の記録が動物たちの健康を守ることにつながります。
客の会話
「ボールどこにいったの?」「水にぷかぷか浮かんでる」「あきらめた」「あ~あきらめないで」「お母さんにお願いしてるのかな?“あれ取って”って」
飼育担当・柿添涼太朗さん
「やんちゃさというか走り回ったりおもちゃで遊んだりしているのは本当に好奇心旺盛な今の時期ならではなので、ぜひそういう子どもらしいホッキョクグマの姿をご覧いただければと思います」
日本に30頭ほどしかいないホッキョクグマは、飼育員たちによって大切に育てられています。
※5月18日午後6時15分のABS news every.でお伝えします