「ナギダイアリー」上映後、拍手に応える(左から)松たか子さん、深田晃司監督、石橋静河さん=浅川貴道撮影

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 【カンヌ=浅川貴道】南仏で開催中の第79回カンヌ国際映画祭で13日、コンペティション部門に出品されている深田晃司監督(46)の「ナギダイアリー」が公式上映された。

 地方の町「ナギ」に住む彫刻家と、そこを訪れた建築家の交流を軸に、人々の間に起きる繊細な心の変化を捉えた作品。岡山県奈義町で住民の手厚い協力のもと撮影を行い、彫刻家を松たか子さん(48)、建築家を石橋静河さん(31)が演じた。上映には、深田監督のほか松さん、石橋さんらが出席した。

 終了後、会場は温かな拍手に包まれた。取材に応じた深田監督は「映画は世界を知るための窓。ナギという小さな町を世界に見てもらえて幸せだった」と笑顔を見せた。松さんは「海外の映画祭で自分の姿が映った映画を見るのは初めて」とし、「深田監督がこのお話を作る道のりに関われてよかった」と語った。

 コンペ部門ではほかに、是枝裕和監督の「箱の中の羊」、濱口竜介監督の「急に具合が悪くなる」が公式上映される。授賞式は23日夜に行われる。