【韓国】観光中の日本人親子をはねる死傷事故起こした30代男、懲役5年 酌量理由に「遺族が処罰を望んでいない点」など
韓国で飲酒状態で車を運転して日本人観光客の親子をはね、母親を死亡させた30代の男に懲役刑が言い渡された。
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5月12日、法曹界によると、ソウル中央地裁・刑事25単独(イ・ソンヨル判事)は、道路交通法上の飲酒運転および特定犯罪加重処罰法上の危険運転致死傷の容疑で起訴された30代の男の判決公判で懲役5年を言い渡した。
また、事故当時に男が運転していたテスラ車1台の没収も同時に命じた。
男は昨年11月2日午後10時ごろ、飲酒状態で車を運転し、ソウル鐘路区(チョンノグ)の東大門(トンデムン)駅近くにある興仁之門(フンインジムン)交差点の歩道側に突っ込み、当時横断歩道を渡っていた日本人の母娘をはねた疑いがある。
この事故で、被害者のうち母親である50代の日本人女性は心停止状態に陥り、その後死亡が確認された。また、娘である30代の日本人女性も膝の骨折や額の裂傷などの怪我を負った。
事故当時、男の血中アルコール濃度は0.212%で、道路交通法上の免許取り消し基準(0.08%)を大幅に上回る数値だった。被害に遭った母娘は、2泊3日の日程で韓国旅行に訪れた初日に事故に遭ったことが伝えられ、周囲の悲しみを誘った。

裁判部は男の罪状について、「信号を無視して左折する過程で、歩行者信号に従って道を渡っていた罪のない外国人母娘をはねただけでなく、歩道を越えて花壇まで突っ込んだ」と指摘。「被告の過失により母娘の一人が死亡し、もう一人が負傷するなど、取り返しのつかない結果が発生した」と断じた。
一方で裁判部は、男が犯行を認めている点、示談金のほか、死亡した被害者の遺体搬送費用や葬儀費用を支払うなど被害回復のために努力した点、遺族が処罰を望んでいない点などを、被告に有利な量刑条件として参酌したと付け加えた。
(記事提供=時事ジャーナル)
