単一の風力発電設備で世界最大容量、「三峡領航号」が設置完了―中国
中国長江三峡集団によると、単一の風力発電設備として世界最大の容量を誇る16メガワット級浮体式洋上風力発電プラットフォーム「三峡領航号」が2日、広東省陽江市の沿岸海域で設置が完了した。これにより中国は深遠海における浮体式洋上風力発電技術の分野で新たな進展を遂げたことになる。三峡領航号は稼働して発電を開始すると、毎年約4465万キロワット時のクリーンエネルギーを生産し、3人世帯2万4000世帯が1年間に消費する電力をまかなえるという。
三峡領航号は陸地から70キロメートル以上離れた水深50メートル超の深遠海の海域に設置された。16メガワット級の超大容量洋上風力発電プラットフォーム、半潜水浮体式プラットフォーム、新型係留システムの三つの部分で構成されている。
2021年12月には、世界初の台風に強い浮体式風力発電ユニットと基礎プラットフォームの三峡引領号が電力網と接続して発電を開始した。この三峡引領号と比較すると、今回設置された三峡領航号は単一設備の容量が約3倍に増えながら、1キロワット当たりの建造価格は50%以上低下したとともに、重要設備の100%国産化を実現した。また、「三峡領航号」は中国で初めて中国船級社(CCS)に登録された浮体式風力発電設備でもあり、中国の深遠海風力エネルギー資源の大規模な商用化開発を推進する上で役に立つ。
三峡領航号チーフエンジニアを務める三峡集団上海勘測設計研究院の林毅峰(リン・イーフォン)チーフエンジニアは、「技術が成熟を続けるのに伴い、浮体式風力発電設備は中国の新型エネルギーシステム建設においてより重要な役割を果たすようになるだろう」との見方を示した。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
