Androidにはオンデバイスで生成AIを実行するための機能として「Android AICore」が存在します。Android AICoreを利用することで、Gemini Nanoなどの生成AIをオンデバイスで実行可能となるのですが、このAICoreの「使用容量が多い」という指摘がユーザーから度々上がっています。AICoreの使用容量が急増する理由を、Googleが説明しました。

About Android AICore - Android ヘルプ

https://support.google.com/android/answer/17065362



Why Android AICore occasionally takes up more storage

https://9to5google.com/2026/05/02/android-aicore-storage/

Android AICoreは2023年12月にGoogleが生成AIのGeminiを発表した際に、オンデバイスでAIを実行するための機能として登場したものです。Android AICoreはAndroid 14以降をインストールした対応デバイスで利用可能。Android AICoreを利用することで、高度な校正・自動音声認識・詐欺検出・スマートリプライ・要約・翻訳といった機能をオンデバイスAIで実行可能になります。

クラウド上ではなくスマホ上で動くローカルファーストLLM「Gemini Nano」がPixel 8 Proで動作可能に、GboardのSmart Replyとレコーダーの自動要約強化に先行投入 - GIGAZINE



この他、オンデバイスAIなので機密情報がデバイス上に保存されるのみで、クラウドやGoogleのサーバーに送信されることがなく、プライバシー強化にもつながります。また、オンデバイスAIであるためネットワーク接続がない場合は機内モードでもAIを実行することが可能。さらに、オンデバイスAIなのでクラウドベースのサービスで発生する遅延が存在しないため、より高速で信頼性の高いエクスペリエンスを実現することができます。

Google公式によるAndroid向けヘルプセンターのAndroid AICoreページが更新され、「問題のトラブルシューティング」という項目に「ストレージ使用量が増加する理由」という説明が追加されました。GoogleはAndroid AICoreが想定よりも多くのストレージ容量を使用することを認めており、この理由を「システムがバックグラウンドでAIモデルの新しいバージョンにアップデートしている際に発生します」と説明しています。

Googleによると、Android AICoreは機能の確実な動作を保証するため、最大3日間、旧バージョンと新バージョンの両方のAIモデルを一時的に保持するそうです。これにより、新しいアップデートでエラーが発生した場合でも、数GBのデータを再度ダウンロードすることなく、端末は瞬時に旧バージョンを利用することが可能になります。



なお、システムがアップデートの安定性を確認すると、旧バージョンのAIモデルが削除され、余分なストレージ容量は自動的に解放されるわけです。