IMALU「東京人の私から見るとやっぱり新鮮!」二拠点生活4年目の今でも驚く、奄美大島での”普通の日常”
2022年8月より、東京と奄美大島の二拠点生活をスタートしたタレントのIMALUさん。コロナ禍でリモートワークが進み、サラリーマンであっても勤務地に縛られずに住みたい場所に住むことが夢ではなくなってきた昨今。実際に都会から拠点を移したIMALUさんの離島ライフを、ご本人に綴っていただきます。
(以下、IMALUさんによる寄稿です。毎月1回更新予定)
自然のありがたみを感じる奄美での生活
4月に入り、奄美では日中Tシャツで過ごす日が多くなってきました。今年は寒い日が長く続き、いつもより暖かくなるのが遅かった気がします。4月前半は東京の滞在が短かったので、島でのんびり過ごすことができました。よく「どのぐらいの頻度で東京に来てるの?」と質問を受けるのですが、奄美の自宅をベースに月2回、東京に行っています。
ありがたいことにレギュラーでやらせていただいているお仕事があり、滞在中はまとめて短期集中で稼働。スケジュールをまとめてくれているマネージャーさんや、毎度スケジュールの調整に合わせていただいてるスタッフ・共演者の方々がいないとこの生活は成り立たないので、本当に感謝しかありません……!
島でのんびり生活中……。突然、近所の方から釣ってきたエビをいただきました。島生活は4年経ちましたが、まだ魚やエビなどの生き物を、生きたまま調理することができない私……。パートナーに下処理してもらい、まずはシンプルに焼いて、食べてみました。味付けは塩だけにも関わらず、思わず「うまっ!!!」と声が出てしまうほどの絶品でした。
次の日……。さすがにエビたちも動かなくなっていたので、私も調理することができました。余ったエビたちはお味噌汁にしてみようと、まずは「エビの味噌汁 作り方」とネットで検索。頭をまず焼くと、出汁がよく出るという事を知り、レシピ通りにやってみると、短時間でエビの出汁がきいたお味噌汁が完成! 自然のありがたみを感じる、“超贅沢ご飯”が数日続きました。
仕事の昼休み中に釣り!? 今でも驚く「奄美での“普通”」
数日後、今度は友人から「イカ釣りに今からそっち行くよ」と連絡があり、見に行ってみました。うちからすぐの海に行くと、釣り竿を持った友人を発見。彼は同い年ということもあり仲良くなって、島のことをいろいろと教えてもらっています。まずは彼の釣り方を見学。釣り糸をピューンと遠くまで飛ばし、すぐに引いていきます。釣れる時はすぐ釣れるといい、3回ぐらいこれをやって釣れなければ、場所を移動するとのこと。
私も早速教えてもらい、釣り糸を飛ばしてみました。「指を離すのが早い」「もっと思いっきり投げて」など、いろんなアドバイスをもらいながら、初めてのイカ釣り。素人にはあんな軽々と遠くまで飛ばせない……。何度か別の場所にも行きましたが、結局どちらも釣れず……。
友人は仕事のお昼休み中だったため、10分ほどですぐに解散。最後はルアーを海の中に落としてしまったため「明日取りに行く」と言って、彼は仕事に戻っていきました。お昼休みにサクッとイカ釣り。島では普通のことのようですが、東京人の私から見ると、やっぱりまだ新鮮で、島のこの日常が平和的でいいな〜と感じます。
イカの「コブシメ」の産卵を見に、いざ海の中へ!
数日後のとある夜。外食していると、いつもお世話になっているダイビングショップの方たちとバッタリ会いました。世間話をしている中「今、お店暇だよ〜」と教えてくれました。そうか、GW前は長期休み前だから、人がいない穴場シーズンかもしれない……!?
何度もやっているダイビングですが、なかなか慣れず、毎回緊張する私。最後に入ったのは去年の12月で、ブランクが空くとさらに緊張が増すため、そろそろ行かないと……と思っていた頃でした。数日後……。「近々で人が少ない日ありますか〜?」と連絡し、1日誰も予約が入ってない日があったので、そこで予約させてもらい、突然の貸切ダイビングが決定!
今の時期、ダイビングで見れるのがまたしてもイカの『コブシメ』。産卵シーズンとのことで、そのコブシメが見れるスポットへ連れていっていただきました。インストラクター2名と私1人。船を出し、贅沢なダイビングのプライベートレッスンです。まずはコブシメについて教えてもらうと、なかなか面白い生き物だということが分かりました。
コブシメの産卵は一生に一度だけ。浅瀬にやってきて、サンゴの隙間や岩の陰に卵を産みつけるそうです。メスの周りには何匹かのオスが集まり、メスの取り合いになることもあるそう。体の色を変えることが可能で、右側にオスがいたら体の右側をメスの色に。左側にメスがいるときには左側をオスの色にすることができ、別のオスに取られないようにすることもできるんだとか。
実際にコブシメの産卵が見れるのか……。ドキドキしながらいざ、海に入っていきました。いつもだと数名他のお客さんがいるため、周りがスムーズに準備していると、いつも手こずる私は、内心慌てて準備しますが、今回はインストラクターさんとのんびり話しながら準備。ノープレッシャーで、呼吸を整えながら、ゆっくりと潜ることができました。(貸切ダイビング最高……!)
海の中で見た、神秘的な光景
無事に潜ることができ、サンゴの方へ向かうと、早速コブシメの集団を発見! 透き通るような美しい柄で、小さな宇宙船のように足を動かし優雅に泳いでいました。インストラクターさんの説明通り、メスを狙うオスたちが、周りに何匹もスタンバイ。そんな集団が何組もいて、人間で例えてしまうと、夜のナンパスポットのようにも見えてきます。そんな中、インストラクターさんが指を差した先を見てみると、一匹のメスが手で何かを抱えてるように泳いでいました。じーっと見ていると、卵をサンゴの中に入れていく姿が……! 人間のように大事に抱えた卵を一つ一つ、サンゴの隙間に入れていきます。
しばらくすると、またインストラクターさんが何かを指差し、見てみると、交接中のオスとメスが現れました。お互いの口と口でキスしているかのように、くっつきながらフワフワと波に揺られていました。後からネットで調べてみると、オスは精子のカプセルを腕でメスに渡しているようで、メスは受け取った精子をしばらく保存することができるそうです。その後、産卵の時に保存していた精子ライブラリーから精子を受精させるため、どのオスの子なのかは分からないそう。その卵をサンゴの隙間などに産みつけるのですが、その合間でも交接することがあるそうです(メス、忙しい……)。
これが何度も繰り返され、最終的には200個程度の卵を産むんだとか…! ちなみに産卵後は多くのコブシメが寿命を迎えるようなので、彼らにとって繁殖することが人生のフィナーレなのかも。そう思うと、なんだか神秘的なものを見たようにも感じます。コブシメたち、人間に貴重なものを見せてくれて、ありがとう!
振り返ると、エビとイカで頭がいっぱいだった4月……(笑)。そして、まだまだ新しい発見がたくさん、ネタが尽きない奄美大島……。ここから5月は梅雨シーズンに入るので、梅雨前のポカポカ天気を少しだけ楽しみたいと思います。5月から夏にかけて、東京から親戚や友人の来客も多く、“島コーディネーターイマル”の仕事も忙しくなりそうです。バタバタの夏がまた、奄美にやってくる〜。
