●土曜昼のMLB中継がコア層首位
TBSのクライムサスペンス『田鎖ブラザーズ』(毎週金曜22:00〜)の第2話が、REVISIOが発表したテレビ画面注視データ「注目度」の週間番組ランキング(4月20日〜26日)で、個人全体2位にランクインした。30年前の事件と現在をつなぐ“切りつけられた少女”の正体が明らかになり、物語は一気に核心へ近づいた。

『田鎖ブラザーズ』に出演する岡田将生、染谷将太(左から)

○『いくらかわかる金?』3週連続ランクイン

ゴールデンウィークを目前に控えた4月最終週は、春クールのドラマやレギュラーバラエティが幅広い層から安定した支持を集める1週間となった。

コア視聴層のランキングでは、NHKが放送した土曜昼のMLB中継が72.7%で首位を獲得した。大谷翔平・山本由伸・佐々木朗希を擁するロサンゼルス・ドジャースと、鈴木誠也・今永昇太が所属するシカゴ・カブスの直接対決となり、日本人選手が顔をそろえる注目カードが幅広い層を引き寄せた格好だ。

民放では日本テレビの『しゃべくり007』が個人全体9位、コア6位の両ランキングに同時ランクイン。TBS勢も『水曜日のダウンタウン』がコア5位で安定した数字を残し、『マツコの知らない世界』(コア8位)、『いくらかわかる金?』(個人全体7位・コア9位)と合わせて複数の枠を確保した。

3週連続ランクインした『いくらかわかる金?』と並んで、2週連続で圏内に入った『未解決の女 警視庁文書捜査官 Season3』(テレビ朝日)は個人全体10位。先週の5位から順位を落としながらも圏内を維持しており、鈴木京香と黒島結菜による異色バディへの支持が続いていることを示す結果だった。

コア視聴層ランキング

個人全体ランキング

○手が届きそうになったところで迎えた予測外の事態

両親を殺した犯人の正体がわかっても、法律では裁けない――。そんな兄弟が自らの手で真相を追うクライムサスペンス『田鎖ブラザーズ』(TBS)の第2話が、個人全体で2位にランクインした。

今回は、前回ひき逃げ犯として浮上した野上昌也(近藤公園)の動機が明らかになった。水泳部コーチ・大河内淳が野上の息子・大樹を自殺に追い込んでいたとされており、野上の行動が単なる事故ではなく復讐を動機とするものだった可能性が浮上。野上はすでに警察署を出た後で、真たちは急いで行方を追う。

この回で特に注目されたのが、30年前の回想シーンに登場していた「切りつけられた少女」の正体。1995年の事件当日、田鎖家の前で切りつけられ、幼い稔を病院から葬儀場まで導いたその少女が、現在真に情報を提供する質屋の店主・足利晴子(井川遥)だったことが明かされた。30年という時間の隔たりを一気に圧縮するような場面が、視聴者の間で大きな話題を呼んでいる。

終盤では、稔のもとに両親殺害事件に関わる衝撃的な情報が届く。さらにラストでは、事件の鍵を握る人物と目されていたジャーナリストの津田雄二(飯尾和樹)が末期がんで昏睡状態のまま病院に搬送されるという急展開が描かれ、30年間追い続けてきた人物がまさに手が届きそうになったところで迎えた予測外の事態が、次回への期待感を高めた。

●放送20年目の大型企画、イモトアヤコがジンバブエへ
『世界の果てまでイッテQ!』コア視聴層4位となる注目度63.4%をマーク。放送開始から20年目を迎えた今年の大型企画「世界遺産駅伝」では、メンバーが順番にタスキをつなぎ世界の世界遺産を巡りながら世界一周を目指している。

アフリカ大陸を北上するルートで展開されており、第1区でナミビア共和国のナミブ砂漠の夕日を届けた出川哲朗と塚本恋乃葉、第2区で南アフリカの喜望峰へと向かったオーシャンズ金子に続き、この回では第3区を担うイモトアヤコがジンバブエへと旅立った。

イモトにとっては17年ぶりのジンバブエ訪問。まず向かったのは首都ハラレ郊外に広がるバランシングロック。人が積み上げたかのように見える独特の岩の群れで、中でもジンバブエの紙幣にも描かれた「マネーロック」はこの国を象徴する名所のひとつだ。

翌日、いよいよ目的地であるヴィクトリアの滝へ向かう。幅およそ1,700m、最大落差108mという壮大なスケールを誇る世界三大瀑布のひとつで、ジンバブエとザンビアの国境に位置するユネスコの世界遺産だ。ヘリコプターによる空撮は悪天候で一度中止となったが、後に上空から圧巻の水煙を見渡すことができた。

放送20年目の大型企画として、今後リレーの旅がどこへと続いていくのかも楽しみだ。

REVISIO 独自開発した人体認識センサー搭載の調査機器を一般家庭のテレビに設置し、「テレビの前にいる人は誰で、その人が画面をきちんと見ているか」がわかる視聴データを取得。広告主・広告会社・放送局など国内累計200社以上のクライアントに視聴分析サービスを提供している。本記事で使用した指標「注目度」は、テレビの前にいる人のうち、画面に視線を向けていた人の割合を表したもので、シーンにくぎづけになっている度合いを示す。 この著者の記事一覧はこちら