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今年2月に行われたミラノ・コルティナ五輪。スノーボード男子ビッグエアで、日本人初となる金メダルの快挙を成し遂げた岡山市出身の木村葵来選手(21)。

【写真を見る】【木村葵来選手】「金メダルは常にカバンの中に」スノーボード男子ビッグエアで日本人初・金メダル「弟(木村悠斗選手)がいま波に乗ってきてるのかな」【紫綬褒章】

いまもそんなに実感は湧いていない

帰国後、メディア出演や表彰式など多忙な日々を送る木村選手に、現在の心境と未来への展望を聞きました。

―五輪前と後でどんな環境の変化がありましたか?

(木村葵来選手)
「賞の受賞もありますし、テレビなどメディア対応がかなり多いなって。テレビ対応していく中、芸能人に会えたりするので、会ったときは『あっ本物だ』ってうれしいです」

21歳らしい素顔も見せてくれた木村選手。先日はTBSのオールスター感謝祭に出演し、粗品さん(霜降り明星)との絡みが話題に。

(木村葵来選手)
「粗品さんのSNSを見てたので、『あっ!いる!』と思って、頑張って絡みました。テレビ収録の休憩時間も話していたので、とても楽しかったです」

“時の人”となった木村選手ですが、自身の内面には大きな変化はないと言います。

(木村葵来選手)
「いまもそんなに実感は湧いていないですね。今までと変わらない生活を送っているので。家帰ってトレーニングして、ごはん食べて、ゲームして…好きなことをして過ごしているので、『いつも通りだな』って」

五輪での金メダル獲得「ほっとした」

そんな木村選手が「常にカバンに入れている」と取り出したのは…

ずっしりと重みのある“金メダル”です。

(木村葵来選手)
「常にカバンの中に入れています。活動報告とかに行ったときに出したりするんですけど、『金メダルだな~』って(笑)」

―プライベートで木村選手に会ったら金メダルも…?
(木村葵来選手)
「見られると思いますよ!」

昨年はけがもあり、思うように結果が出せない時期もありました。それだけに五輪での金メダル獲得は「ほっとしつつ、一つ小さな夢が叶った」と安堵の表情を見せました。

―五輪前のインタビューでは、木村選手にとって五輪は『目立てる場所』と語っていましたが、今はどんな存在ですか?

(木村葵来選手)
「自分という存在を皆さんに知ってもらう場所ですね。たくさんの人に知ってもらえただろうし、競技を見た人たちがスノーボードに興味を持ってくれたらいいなって思います」

弟・悠斗選手の追い上げに「負ける気はしない」

21歳となった今、若手の台頭も感じているといいます。中でも注目している存在は…

(木村葵来選手)
「弟(木村悠斗選手)がいま波に乗ってきてるのかなって感じています。スロープスタイルは弟が上手なので、今来てるなって」

それでも兄としての自信は揺るがないと話します。

(木村葵来選手)
「まぁ、負けないと思います。経験値とかそういうのはまだ僕の方が上なので、負けはしないとは思ってます」

力強い言葉の裏には、自身の体と向き合うストイックな姿勢があります。技の成功率向上はもちろん、けがのリスクを最小限に抑えるためのトレーニングもこれまで以上に注力していくといいます。

「誰よりも楽しんでる姿を見て」

金メダル獲得から約2か月。男子ビッグエア・王者の視線はすでに次を見据えています。

(木村葵来選手)
「直近の大会でいうと、世界選手権があるので、まずは出場する枠を手に入れないといけないので、ワールドカップで表彰台に乗って、世界選手権の出場枠を取る。そこでもちゃんと優勝だったり、表彰台に乗れるようにしていけたらいいなって」

―目指す場所は…
(木村葵来選手)
「目指すは一番上ですね、やっぱり」
「そして4年後、8年後の五輪に出て、もちろんメダルを取りますし、その上でさらにスノーボードに興味を持ってくれる人達を増やしていけたらいいなって思います」

―今後はどんな姿を見せたいですか?
(木村葵来選手)
「誰よりも楽しんでる姿を見てくれたらいいな。大会でのその時の状況や滑り終わった姿を見て、やっぱりスノーボードは楽しいんだなって思ってくれたらうれしいです」