渋野日向子(C)日刊ゲンダイ

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 昨年、ツアールーキーの岩井千怜(23)が初Vを挙げた「メキシコリビエラマヤオープン」(マヤコバ エル カマレオンコース=6583ヤード・パー72)が開幕した。

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 双子の姉である明愛も、千怜が勝った3か月後の「ザ・スタンダード ポートランドクラシック」で優勝。ツアーで史上初の双子優勝を達成し、早くも人気者になったが、今年も国内大会にスポット参戦した際は、大勢のファンがこの2人の組について大声援をおくる。

 プロゴルファーは昔から「歩く広告塔」と言われ、人気選手は大手企業と所属契約を結び、キャップやウェアのワッペン広告以外にも、多くのスポンサーがついている。岩井姉妹は「Honda」に所属し、ANAを始めとする複数のスポンサーが支援している。先月7日には、ソニー銀行と新たにスポンサーシップ契約の締結が発表された。今季はツアー2勝目だけでなく、メジャー制覇も期待される姉妹は、この先も順調に成績をあげれば、契約オファーを出す企業は後を絶たないだろう。

 一方、スポンサーの数では岩井姉妹の上を行くのが、同ツアー本格参戦5年目に入った渋野日向子(27)だ。2018年にプロ転向すると、海外初試合だった翌年の全英女子オープンでまさかの優勝。日本人女子では、1977年全米女子プロに勝った樋口久子以来42年ぶり2人目の快挙で日本中を沸かせた「スマイルシンデレラ」は、一躍時の人となった。

 こうなれば企業が放ってはおかない。全英優勝時の所属先は渋野の地元・岡山に本社があるRSK山陽放送。他にも、岡山を拠点にする企業などもスポンサーについていたが、翌年には所属をサントリーに変え、JALやレクサスUSA、アディダスなど、多くのビッグスポンサーがバックについた。

 だが、19年の全英優勝以後、22年から本格参戦した米ツアーでは未勝利どころか、シード落ちを2度経験し、予選会をギリギリ通過してツアーに戻ってきた今季は出場できる試合も限られる。渋野を応援するスポンサーも、今の姿を予想することができなかったのではないか。

 今季の渋野は今大会が同ツアー5試合目。最終日が終われば、出場優先順位の見直しである1回目のリシャッフルが行なわれるため、上位争いをして1ケタ順位でフィニッシュし、ポイントランキングを137位から80位以内に浮上させたい。

 その渋野は初日、4オーバー97位と大きく出遅れた。日本選手最高位は、首位から2打差4アンダー4位タイの原英莉花と櫻井心那。

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 そんな渋野は今大会で何が何でも好成績を収めなければいけない。間もなくリシャッフルが控えているからだ。今、渋野はどのような状況に立たされているのか。●関連記事 【もっと読む】渋野日向子がリシャッフルへの正念場 では、それらについて詳しく報じている。