富山の中東ショック 建材不安に住宅業界は
中東情勢の緊迫が続く中、エブリイでは県内への影響をシリーズでお伝えしています。きょうは「住宅業界」です。住宅の建設に必要な資材には石油から作られるものが多く、大幅な値上げや入荷の遅れなど影響が広がっています。
吉田記者
「こういった断熱材や外壁用の防水シート、それに家を建てるうえでは欠かせない基礎に空気を通すこちらの資材も、全て石油由来の製品です。中東情勢の緊迫化は、住宅業界に大きな影響を与えています」
トミソ― 木村嘉秀社長
「メーカーさんによっては、全製品が制限かけますよとか、全製品が受注不可能、受付不可能とかですね、そういう状況になってますね」
塗料や断熱材の値上げや、受注停止を知らせる案内です。その中には…。
トミソ― 木村嘉秀社長
「全製品は何かしら、最低30%の値上げがあるよと。ひどい商品は100%値上げということだと思います」
「異常、異常ですね。本当に異常ですね…うん」
原油から作られるナフサは様々な製品を作るうえで欠かせない原料です。しかし今、中東情勢の悪化によりその供給が不安定になっています。住宅業界は、塗料や断熱材をはじめナフサを原料とした資材が多く使われていて、その影響は深刻です。木村社長が特に懸念しているのが、住宅の基礎部分などに使う「建築資材の入荷状況」です。
トミソ― 木村嘉秀社長
「こちら倉庫になります」
「実際これ家1軒分で使う給水管と排水管で、このナフサショックで配管が入らなくなるかもしれなかったので」
このほか基礎部分に空気を通す資材など、家づくりに欠かせない部材が入荷しにくくなることで、工期の延長につながります。
トミソ― 木村嘉秀社長
「家1軒分あたり10万円もかからないようなものが入らないだけで、何千万という家の工事がストップしてしまうという状況になりますね」
先行きが不透明な中、この会社では、新築に加えビルや商業施設の内装工事などにも力を入れ、事業の幅を広げて難局を乗り切りたいとしています。
トミソ― 木村嘉秀社長
「ものづくりって大事なので、何があってもものづくりって止めたらあかんと思ってるんですよ」
「ただ現状は知りながらも、みんなで協力しながら、またものづくりをしっかりやっていけたらなと思います」
