阪神タイガースの公式インスタグラムより

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甲子園球場の名物応援だった「ジェット風船」が7日の阪神-ヤクルト戦から復活した。

コロナ禍の影響で2020年シーズンから封印されていたが、球団は昨年のオープン戦などで実施した実証実験や意見集約を経て7年ぶりの再開を決定。飛沫対策として球団指定の風船を専用ポンプで膨らませる様式に変更した。

7回裏の阪神の攻撃前に飛ばされるジェット風船の“効果”は早くも現れ、4月17~19日に行われた中日との3連戦ではいずれも7回裏に打線爆発。17日は森下翔太が勝ち越し弾、18日は木浪聖也が勝ち越しタイムリー、19日は佐藤輝明がダメ押し弾を放ち勝利した。

まさにラッキーセブンの後押しをするジェット風船だが、かつて中日・阪神でプレーした野球評論家・福留孝介氏は21日放送のABCテレビ「おはよう朝日です」でビジター・ホーム両チームからみたジェット風船について語っていた。

中日時代に見たジェット風船は「すごいな、この景色と思って見てました。でも僕らは敵なので早く守備したい。風船が上がって落ちてくると、それを自分で拾いに行った。待っていると向こうの勢いがさらに盛り上がっちゃう」。一方、阪神時代にみたジェット風船は「ファンが盛り上がってきてるのが僕らもわかる。“よし、じゃあ、いこう”と選手もなってくる」。

相手のリズムを崩し、虎を勇気づけるジェット風船だが、実は、球団側はある悩みを持っているという。

「風船を膨らませるタイミングが早すぎる“フライング問題”です。球場では7回表終了後に膨らませるように注意喚起していますが、7回表の相手チームの攻撃中に膨らませ始めるファンが多く、前が見えなくなった観客からの苦情が集まるといいます。さらに選手からも『膨らませたり割れる音が気になる』との声が出ているようです」(スポーツライター)

早く風船を膨らませたい気持ちはわかるが、せっかく球団が試行錯誤の末、再開にこぎつけたジェット風船。「膨らませるのは7回表終了後」が定着してほしいものだ。