武井壮、本気で男子プロと対決!9ホール対決!だったが……
百獣の王こと武井壮が、プロゴルファーを目指していろいろな経験を積むのがこの企画。8 月号で地元(東京都葛飾区)最強をかけて植竹希望と対決したが、もうひとり忘れてはいけないビッグな存在がいた!
葛飾ダービー地元最強はこのプロで間違いなし!
黒ティー(フルバック)からの9ホール対決!だったが……
武井 僕の地元、葛飾区出身者には、まだすごいゴルファーがいるぞ!ということで小西プロをお招きしての回でしたが……
小西 葛飾区内で、僕とほぼ同じエリアにいたんですね。
武井 ご近所さんですが「あの葛飾区からこんなにすごいゴルファーが生まれるのか」と練習場の時点で驚いて、対決よりも「見たい!」に変わってしまいました(笑)。なので、ティーマークも1番うしろのフルバックからにしましたが、その長さをものともせずのナイスプレーでした!
小西 3500ヤード(アウト・9ホールの全長)の長さ以上に難しいコースでした。
武井 と、いいながら1イーグル、3バーディの5アンダーでは到底勝てるわけもなく。あんなに空中でも地面に落ちてからも、いってほしいところにとどまってくれるショットを見たのは久しぶりです。
小西 やっとドローでもフェードでも、意思が打球に反映してくれるようになりました。今日はとくにうまくいって、武井さんの目の前でいいプレーができてよかったです(笑)
武井 ティーショットもセカンドも圧巻で、バンカーからもチップインするし、稼いでいるプロのゴルフでした。でも「やっと」といっていたように、ここ数年で出来上がってきたんですよね?
小西 はい。ゴルフは9歳からはじめましたが中学2年までで、17歳から再開してプロを目指しました。3度目のプロテストに受かってから数年前まで、同じプロを見て「どうやったらあんなにキレイな球が打てるんだろう」と思っていました。
武井 今では自分でも打てるようになったんだからすごい。その休んでいた約3年って結構大事な時期だと思うし、成績を見てもここ2、3年での成長が著しいですが、何かきっかけや気づいたことがあったんですか?
小西 コーチのおかげです。今もまだまだですが、かなりひどい動きをしていたので、手を変え品を変え、これがダメだったら今度はこっち。それがよければこの方向性でいけると、コーチと取り組んできたことがハマった感じです。
武井 もうショットには不安はない?
小西 打ったらある程度、狙った幅にはいくようになりましたね。怖がっても避けられるように。怖さも感じなくなるようになりたいですが(笑)
武井 それはきっと一生なくなりませんよね。ゴルフって怖さを感じる繊細さが必要だったりしますから。
小西 そうですね。よくなってきた成長ぶんはまだお試し中のことが多くて、飛距離も280ヤードくらいだったのがキャリーで290ヤード前後飛ぶようになって、振ったら290ヤードも超えるくらいに。そうなると、今までは攻められなかったルートがとれるようになったりするので、いろいろ試しています。
武井 苦労はしてきたけど、30歳代前半の今が伸び盛りなんですね。まだまだよくなる強くなる気配がします。試してきたなかで、コレは、と思うものをひとつあげるとしたら?
小西 インパクトゾーンでブレーキがかかる要素を減らす。アニカ・ソレンスタムやデビッド・デュバルみたいにルックアップしてもいいから、頭も体も思い切り回してしまう。飛ぶし、ラインも出ますよ。
武井 それが僕の悪いクセでもあるんですよね。
小西 顔を残して止めて打っている人はたくさんいますが、そうではないふたりが世界一になっているんですよ。しかも、全盛期は圧倒的な王者に。確率的にいいのでは、と思って取り組みました。
武井 たしかに!ちょっとやってみようかな。これからの課題はなんですか?
小西 ドライバーとパット、アプローチもですね。ドライバーは、今日ほどよくない日もあります。平均パット数よりもドライビングディスタンスのスタッツの上位選手のほうが賞金ランキングの上位にいる。ディスタンスのランクが高いということは、フェアウェイに飛んでいるので方向性も高い。男子ツアーのラフだと2、30ヤードくらい損をしてしまうし、セカンドショットからチャンスを作れないので。
武井 ツアーではラフとフェアウェイでは大違いですからね。
小西 飛ばしちゃったほうがいいときもあります。ドライバーを飛ばしてウエッジでビタッとつけてバーディ、という簡単なゴルフにしたいです。
武井 初優勝のときは、そういうゴルフができましたか?
小西 初日、2日目までパットがまったく入りませんでした。両日ともノーボギーなのでスコア的にはそう感じないかもしれませんが、つけたチャンスからいえば入っていなかったです。
武井 もっと伸ばせた?
小西 そうですね。もう少し余裕をもてたかもしれません(笑)。最終日の最終ホールで、同組で同スコアの今平(周吾)くんの1メートルのパーパットが、まさかの入らずで優勝。今平くんはその日、3メートル以内を1度も外していなかったので、プレーオフを覚悟していただけに「アッ」という感じでした。
武井 徐々によくなってきたことが、その優勝で花開いた。今年は葛飾出身初の賞金王を獲得して、葛飾出身者のステータスを上げてください!(笑)。葛飾区だけでなくゴルフ環境に恵まれていないせいか、東京都出身の賞金王も初になるのでは?
小西 千葉、茨城、埼玉の出身者はたくさんいますが、東京出身は初かも。
武井 これから賞金額の高い試合も多いですし、楽しみです。
小西 昨年も開幕戦こそ予選を通過しましたが、その後は11試合連続予選落ち、からの7試合連続予選通過と、後半まくってシード権を獲得したのでガンバります。賞金ランキングの上げ方も、予選を通過して30位くらいを数回よりも1試合でトップ5以内に入ったほうが稼げることがわかったので。
武井 昨年よりあきらかにいいゴルフができていると思うので、トップ5といわず2勝目を。そして賞金王も期待しています!
いかがでしたか? 次の選手とのプレーをお楽しみに!
武井 壮
●たけい・そう/ スポーツ、芸能の枠を超えて活躍するマルチタレント。テレビ東京系列で「武井壮のゴルフバッグ担いでください」( 日曜朝 10:00 から) をオンエア中。YouTube「 武井壮 百獣の王国」も更新中。
●オフィシャルサイト gogotakei.com/
●X(旧Twitter)アカウント @sosotakei
●インスタグラムアカウント sosotakei
前澤杯チャンピオン
小西たかのり
●こにし・たかのり/1992年生まれ、東京都出身。175cm、81kg。2012年に3度目の受験でプロテストに合格。13年「日本プロ新人選手権」で優勝。23年からシード権を獲得。25年に選手名を「貴紀」から「たかのり」に変更し、今季の「前澤杯AEZAWA CUP」でレギュラーツアー初勝利。翌週の中日クラウンズも4位タイに入り、賞金ランキング2位につける(8月16日現在)。フリー。
写真=田中宏幸
協力=日神グループ 平川CC
