【地図】イスラエル、レバノン

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 【イスラマバード=溝田拓士】イスラエルとレバノン両政府による停戦発効後の17日、レバノン南部のビントジュベイルで無人機がオートバイを攻撃し、レバノン国営通信などによると運転手1人が死亡した。

 同通信は「敵対勢力(イスラエル)の襲撃」と報じた。

 ビントジュベイルは親イラン勢力ヒズボラの勢力圏で知られ、イスラエル軍が停戦前まで激しい空爆を続けていた。ロイター通信によると、イスラエル軍は今回の事案について確認中という。

 レバノンを巡る停戦は、イスラエルによる対レバノン攻撃の停止を求めるイランとの停戦交渉をまとめたいトランプ米大統領が主導した。

 10日間の一時停戦に合意したイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は17日の声明で「我々はまだ仕事を終えていない」とし、「ヒズボラの解体」を目指す方針を強調した。レバノン南部に引き続き軍を駐留させる考えも改めて示した。

 ヒズボラは停戦に応じつつも、イスラエル軍のレバノンからの撤退を要求している。両者は一触即発の状況で向き合っており、米イランの停戦協議に影響を与えるレバノンの停戦維持は予断を許さない情勢だ。