茶改良場、高い機能性持つ新種の「GABAウーロン茶」開発/台湾
改良場によれば、台湾原生種のチャノキは固有種で、準絶滅危惧種に分類されている。一般的なチャノキと外観は似ているが高さ約10メートルに成長する小高木で、現在は中部や南部、東部の標高600〜1500メートル地点の山地に点在しているという。
台茶24号の開発には、19年にわたる選抜育種が行われ、「台茶」シリーズの中では唯一、純粋な台湾原生種から作られたとしている。また病害虫や環境ストレスにも耐性があり、有機栽培に適しているという。
台茶24号は独特なキノコのような香りに加え、砂糖やいり栗のような柔らかな甘い香りがするのが特徴。主な香気成分の特定にも成功し、茶葉の品質管理の科学的根拠として活用できるとしている。
農業部林業・自然保育署では2019年から「林下経済」政策を推進している。改良場は、生物多様性の維持が図られるだけでなく、台湾の原生種の茶葉を地域経済と環境保全推進の重要な架け橋にさせたいと意欲を示している。
(汪淑芬/編集:齊藤啓介)
