「勝負どころで何が違うかといえば…」なぜ日本ハムはSBに勝てないのか 開幕から5連敗 球界OBの考察「無駄な失点が2点ある」「首位を争うチームはそれができないと勝っていけない」

2年連続最多勝の有原も6失点とソフトバンク打線につかまった(C)産経新聞社
リーグ優勝を狙う日本ハムは週末の本拠地でのソフトバンク戦に2連敗、これで開幕カードから対ソフトバンクには5連敗と今年も宿敵相手に苦戦を強いられている。
【プロ野球解説】中日まさかの外野のミスで3連敗『四球が多い…』巨人”スタメンの起用法について言及”日本ハムとソフトバンクに見えた明確な差!!西武源田がまさかのエラー『大宮と相性悪い?』楽天打線要警戒!
初戦は伊藤大海、2戦目には有原航平と昨年の沢村賞投手、ともに最多勝に輝いた2枚看板を先発に立てて尚、ソフトバンクのチーム力が勝った。その差は何なのか、球界OBからも考察の声が上がっている。
現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチを務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は4月12日に自身のYouTubeチャンネルに「【プロ野球解説】中日まさかの外野ミスで3連敗『四球が多い…』巨人“スタメンの起用法について言及”日本ハムとソフトバンクに見えた明確な差!!西武源田がまさかのエラー『大宮と相性悪い?』楽天打線警戒!」と題した動画を更新。週末3連戦の各球団の戦いぶりを振り返っている。
日本ハムとソフトバンクとの対戦は11日のゲームでは6回の攻防に着目。
6回にソフトバンク打線が一気に5点を奪ったシーンだ。日本ハムは矢沢宏太の先頭打者アーチで先制する中、6回、先発の伊藤がソフトバンク打線につかまった。
一死満塁で迎えたバッターは昨季のパ・リーグ首位打者、牧原大成。カウント2−2から伊藤が投じた低めのスライダーにハーフスイングでバットを止める。
そしてフルカウントになる。この場面、投手心理に関して「満塁になったらピッチャーどうなる?」と高木氏も問いかけながら、「多少甘くなるよね 押し出し嫌だもんね」とスライダーがゾーンに入ったとした。
結果として、牧原に右翼線に適時打を許し、2−1とされる。尚も一死満塁の場面で柳町達に犠飛、二死一、三塁から近藤健介が右翼スタンドに飛び込む3ランを放ち、6−1と一気にたたみかけられた。
そして2戦目は有原が先発。5回6失点には「取られ方が悪い」とコメント。
初回は一死満塁とし、山川穂高の遊撃への内野適時安打で1点を失うと、尚も一死満塁の場面、前日に勝ち越しの適時打を放っていた牧原がここでも押し出し四球を選び、しっかり仕事を果たす。尚も一死満塁で今度は周東佑京の打球を一塁手の清宮幸太郎が痛恨のファンブル、失策で3点目を失った。
この初回の攻防では押し出し四球を選んだ牧原が「若干低いのをしっかり止まる」と選球眼を生かしたとして、続く周東の打席で清宮がエラー、「無駄な失点が2点あるよね」と指摘。
日本ハムも3回には打者9人を送る猛攻で一挙4点を奪い、一時逆転を果たすも、5回に再び試合をひっくり返される。有原は5回9安打6失点で2敗目を喫した。
開幕後2回目の対戦となったこのカードに関して高木氏は「日本ハムとソフトバンクとの差はこの2試合ですごくはっきりした部分があって」としながら、投手、野手のポテンシャルは双璧としながら、明暗が分かれた理由に関して言及。
「勝負どころで何が違うかといえば ボールの見極め すごく大事だわ」とこの2試合では牧原が勝負どころでしっかり打てるボールを見極めていたのが印象的だったとしながら「一つのハーフスイング 一つの見逃し 大きく響いてくる」とした。
続けて「首位を争うチームはそれができないと勝っていけないということだよね」「それができたら勢いに乗れる それができないと勢いに乗れない」と総括。ソフトバンクでは各打者がしっかりその取り組みができていることで「そつがない」と表現。日本ハムは今後「ボールの見極め、無駄な点をあげない」ことが大事になってくるとした。
日本ハムは首位ソフトバンクに3差と今後も対戦は続く。今回の屈辱を次にどうつなげていくのか。引き続きのテーマとなりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
