今井達也投手

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勝負の年

 メジャーデビューした今井達也(27)が現地を沸かせているという。

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 WBC出場を辞退した際は国内の一部ファンから批判を浴びたが、

「大谷翔平や山本由伸ら長期契約の選手とは異なり、彼にとって今シーズンは“勝負の年”なのです」

 と語るスポーツ紙記者によると、

「アストロズとは3年契約なのですが、日本人選手では珍しく“1年ごとにオプトアウトが生じる契約”になっています。つまり、今季頑張って評価を上げられれば、オフに現契約を破棄して新たに他球団と大型契約を結べるのです」

 開幕前“ボールが滑りそうで力が入ってしまう”とメジャー球に戸惑っていた今井は3月29日、ホームでのエンゼルス戦に初登板。メジャー球に適応できなかったのか、3回途中4四球と乱調気味で、4失点して降板した。しかし、4月4日に行われた敵地アスレチックス戦では、6回途中無失点9奪三振と好投し、メジャー初勝利を挙げた。

今井達也投手

ジャイロスライダー

「現地では、彼のスライダーが“魔球”だと話題になっています」

“ジャイロスライダー”とも呼ばれるもので、回転軸が水平で捕手に向く。本来、スライダーは回転軸が垂直で、右投手なら自分から見て左側に曲がるが、“魔球”は逆にやや右方向に曲がる。意表を突く変化ゆえ、捕手が捕球時にしばしば親指を痛めるほどだとか。

 西武時代にも投げていたようだが、

「アメリカでは珍しく、松坂大輔が渡米した際も騒ぎになりました。変化しやすいメジャー球のおかげもあるかもしれません」

 さしあたり“メジャー球への適応”はクリアしたように思えるが、日米の相違点はこれだけではない。

「登板間隔も違います。ドジャースのように選手層が厚く、日本人投手の扱いに長けた球団は中5日ですが、メジャーでは中4日が一般的。春は日程が緩やかなので、今井も中5日でしたけど、いずれ中4日になるはずです」

 これまでも多くの日本人投手を苦しませてきた試練を乗り越えられるか。

「週刊新潮」2026年4月16日号 掲載