矢吹奈子 テレ朝「タミ恋」で“あざと女子”好演 ラブコメで重宝されるワケ「恋ってこんな感情あるんだ」
元HKT48で女優の矢吹奈子(24)が、現在放送中のテレビ朝日 オシドラサタデー「ターミネーターと恋しちゃったら」(土曜後11・00)で、強い印象を残している。2023年にABCテレビ「18歳、新妻、不倫します。」やTBS「恋愛のすゝめ」でヒロインを務め、昨年公開の映画「君がトクベツ」もヒットを記録。今やラブコメディには欠かせない存在となった矢吹だが、本作で見せているのは、これまでのヒロイン像とは一線を画すバイプレーヤーとしての真髄だ。(井利 萌弥)
矢吹が演じるのは、主演のSnow Man・宮舘涼太演じる高性能アンドロイド・時沢エータに一目惚れする少女漫画編集部員・秋本梨沙。エータは、臼田あさ美演じる主人公・神尾くるみを守ることしか頭になく、その恋はどこまでも一方通行。役どころについて、矢吹は「今回はキュンはないですね。完全な当て馬キャラです(笑)」と潔く笑う。一方で「自分に自信があって、自分のかわいさを分かってて、アピールしてるんだろうなと思ったけど、実際にやってみたら、意外と自信がないからこそ、“いっちゃえ!”と思ってる部分もあるのかなと思いました」と分析。「あざといんですけど、すごい素直でまっすぐで、言われたこと全部受け止めて。“この人がいい!”って思った人にすぐアタックできちゃうあざとさとまっすぐさが、梨沙の魅力なのかなと思いました」と、キャラクターに単なる“お騒がせ役”以上の奥深さを持たせている。
数々のラブコメ作品で、さまざまな演出に対応してきた。劇中、カメラを相手に見立てて表情を作るシーンでは、意外な苦労があるという。「カメラ目線でやらなきゃいけない場面は、難しいですね。レンズに自分が反射して映るから、まるで鏡を見ているような感覚になってしまって。キュンとした表情をしなきゃいけないのに、慣れるまでは大変でした。ちょっと寄り目がちになっちゃうし…」と明かす。見せ方を追求することで、視聴者の視線を釘付けにする魅力的なカットを生み出しているのだ。
ラブコメから得られたのは“自分を見せる芝居”だけではない。“相手を受け止める芝居”も学んだ。「台本を見てると、“恋ってこんなにいろんな感情あるんだ”って思います。ほんの少しの相手の表情の変化だったり、ちょっとした仕草だけで、こんなにキュンキュンするものなんだと。そう考えると、相手をよく見るようになったと思いますね。1対1のシーンが多いからこそ、相手のせりふや顔つきに応じて、心を動かすので、より細かく見ています」。相手役への観察眼を進化させ、さらなる演技の可能性を広げている。
本作では「アンドロイドのエータの感情が動く瞬間が見られるのが魅力」と見所を語る。ラブコメ作品に引っ張りだこの矢吹が演じる“当て馬役”にも注目だ。
