写真はイメージです(以下同)
これまで3000人以上の男女の相談に乗ってきた、恋愛・婚活アドバイザーの菊乃です。髪もボサボサで化粧もしない“完全なる非モテ”から脱出した経験を活かし、多くの方々の「もったいない」をご指摘してきました。

私のところに相談に来られる中で、恋愛経験ゼロという方は少なくありません。何がハードルになってしまうのでしょうか?

◆「恋愛経験ゼロ」の男女は、もう珍しくない

日本全体で見ても、恋愛経験がない男女はもう珍しくなくなりました。内閣府「男女共同参画白書」令和4年版によると、20〜39歳の独身男性の37.6%、独身女性の24.1%が交際相手0人と回答しています。

この調査では「答えたくない・覚えていない」という選択肢も用意されており、男性は16.7%、女性は20.8%がこれを選択しています。答えたくないを選択した人のうち、そこそこの割合は交際経験がないのだと思います。でも、当の本人は「交際経験がない人は珍しくないから大丈夫」とは思わないでしょう。

◆「写真を送って」と言われて怖いから断った

交際経験がない女性の特徴として、警戒心が強すぎる点があります。仕方がないとはいえ、ネガティブな妄想ですぐ不安になり怖くなってしまうのです。

以前相談に見えた麻紀さん(仮名・35歳)も、交際経験ゼロでした。20代のころは結婚について何も考えてなく、結婚したくないというより先延ばしにしていたら、30代になってしまいました。

30代になってから、職場の人が雑談の中で「一回も付き合ったことがない人なんて本当にいるのかな」と言っているのを聞いたことがあり、不安になってしまったそうです。

そこで、麻紀さんはマッチングアプリに登録しました。

いろんな男性から「いいね」が届きます。ある男性から「写真を送って」と言われて、怖くなってマッチングアプリをやめてしまったそうです。アプリの男性ユーザーの中には、リアルで会った時にタイプではない女性だと嫌なので、“写真詐欺”ではないか確認するため別の写真を求める人もいるのです。

◆「東京」以上は明かさない…聞かれたら交際を断った

そこで麻紀さんは、安全に出会えそうな結婚相談所に登録しました。

結婚相談所で6人ぐらいの男性に会い、一人だけ2回目デートに進みましたが、他5名は断って誰とも距離が縮まりません。このままでは結婚できないと思い、私のところにご相談にやってきました。

最近、お見合いした男性について断った理由を尋ねました。

麻紀さん「どこに住んでいるのって聞かれて怖かったんです」
菊乃「そうなんですね。登録情報で市区町村まで分かるから別に聞かなくてもいいのに
麻紀さん「いえ、私は『東京都』より下の住所は公開していません。情報を公開したくなくて」

菊乃「え? デートを計画するにしても、どの辺に住んでいるか分からないと約束しづらいし、それで質問したのではないでしょうか。あまり遠いとデートもしづらいし」
麻紀さん「そういうことですか。ストーカーになったら怖いと思って」
菊乃「最寄り駅は言わなくていいと思いますが、東京の西側とか、大まかな市区町村程度で伝えればいいんですよ」

都道府県しか居住地を公開していないユーザーは、マッチングアプリには多いですが、麻紀さんは結婚相談所でも公開していなかったのです。

仕事関係などの初対面で住まいを聞かれたら引くかもしれないですが、お見合いでそれでは話が進みません。

ちなみに、相手から警戒されずに居住地を知るためには、「私は江東区に住んでいるんです。どの辺にお住まいですか?」と先に自己開示をしてから質問するとよいでしょう。また、新宿で会った相手であれば「新宿まで何分ぐらいですか?」と聞けば範囲が分かります。