しっかり眠ってやせやすい体質に!?睡眠ダイエットのメカニズムとは


【図表を見る】睡眠時間と肥満度はどう関係する?

質の良い睡眠が、体重管理に重要な役割を果たすことをご存知ですか?寝てもやせにくい人は、睡眠の深さや時間が足りていないのかもしれません。そこで、あなたの眠りを見直して、「やせ睡眠」へとチェンジさせるための秘訣をご紹介します!

友野なおさん


教えてくれた人

▷友野なおさん

SEA Trinity 代表取締役。睡眠改善で15kg減量と体質改善を達成した経験から睡眠を研究。睡眠コンサルタントとして、講演、企業商品開発、執筆など幅広く活動している。

■「寝るだけでいいなんてラッキー」と試してみよう!

睡眠を見直し、15kgの減量に成功した、睡眠コンサルタントの友野なおさん。

「ただ眠るのと、やせ睡眠は全くの別物です。しっかり眠れればホルモンのバランスが整い、代謝も上がり、暴飲暴食しにくい体質になります」

質のよい眠りのためには、自分に合った寝具を選ぶことや、快眠を呼び込む行動を習慣づけることがポイント。

「寝てやせられるなんてラッキーと、楽しみながら取り組んでみてください」

睡眠時間と肥満度の関係

睡眠時間が6時間程度だとBMIが高い人が多いという研究結果が。7時間30分確保できるのが理想!


睡眠の質も大事だが、睡眠時間確保も大切。睡眠時間が6時間程度だとBMIが高い人が多いという研究結果があります。7時間30分確保できるのが理想!

■やせ睡眠のメカニズム

ダイエットの味方、成長ホルモンやレプチンがきちんと働く


ダイエットの味方成長ホルモンの分泌を促す

成長ホルモンは筋肉の合成を促し、基礎代謝の維持・向上をサポート。健康的な体重管理に役立つ存在です。特に眠り始めの3時間に深い眠りへ入ると、ドッと分泌されます。どれだけ深く寝入れるかが分泌のカギ。

満腹ホルモン・レプチンが働き、食欲ホルモン・グレリンの働きが適切に保たれる

グレリンが食欲を刺激し、満腹になるとレプチンが食欲を止めるのが食欲コントロールのメカニズム。睡眠時間が短いと、グレリンが暴走して食欲を抑えられなくなるので、睡眠時間が大事。

体内時計が整い代謝&排便リズムが好循環に

ダイエットの基本は、体に不要なものを出すこと。起床と就寝時刻を毎日揃えることで、体内時計が整い、排便がスムーズに。おなかがスッキリすれば、基礎代謝も上がりやすくなります。

しっかり眠ると朝ごはんが食べたい体になる

ぐっすり眠れると、自然と朝食を食べたい気持ちが湧きます。朝食をきちんと食べることで、昼にドカ食いして血糖値が急上昇という事態を回避。ダイエット効果が期待できます!

疲れが取れて昼間動ける体になる

ちょっとした動きの積み重ねが、ダイエットのカギ。眠れていないと、ついエスカレーターを選ぶなど、動く機会を減らしがち。しっかり眠れば自然と活動量が増えていきます。

【今すぐCHECK!あなたの眠りはやせる? 太る?】

□ パジャマではなくTシャツやスウェットで寝ている

□ 一皿ものや麺類の食事が多くたんぱく質は不足気味

□ ベッドにスマホを持ち込んでいる

□ 仕事はデスクワーク

□ いびきをかいている

□ 寝ても疲れが取れない

□ 睡眠時間は6時間以下



【診断結果】

2つ以上当てはまったら、太りやすい睡眠習慣の可能性があります。Tシャツやスウェットは摩擦で動きを妨げ、寝返りをじゃまする原因に。スムーズな寝返りは、健康的な体重管理をサポートします。また、睡眠ホルモン「メラトニン」の材料となるたんぱく質が不足すると、寝つきが悪くなることも。

* * *

運動や食事制限に励むダイエットはツライもの…。十分な睡眠時間を確保し、睡眠の質も上げることでやせやすい体質につながる可能性があるなんて、うれしいですよね! みなさんも、ここに挙げた睡眠のコツを、ぜひ実践してみてくださいね。

イラスト/牧角春那 編集協力/及川愛子

文=高梨奈々