「若いコは無茶がきく」「カネがかからない」…“未成年ハンター”も存在する「未成年パパ活」の実態
低年齢化するパパ活
パパ活の低年齢化が進んでおり、社会問題となっている。
新宿区・歌舞伎町での路上売春を巡り、’25年の売春防止法(客待ち)による逮捕は112人だったと警視庁保安課は発表した。年代別では、10代が14人と全体の13%となっており、未成年による売春行為は後を絶たない。
こういった目に見えている路上売春だけではなく、SNS上で不特定多数の男性とつながるパパ活でも未成年相手の売買春は行われている。年齢を隠して援助を申し出ている場合もあり、知らずに相手をすると、犯罪行為につながる可能性もある。
しかし、パパ活をする女性たちにも”パパ”として活動をしている男性にも、それぞれ“事情”があるようだ。双方の言い分を取材した。
一言でパパ活と言っても、その形態はさまざまだ。“パパ”とご飯を食べるだけの付き合いから、お金の対価としての性的関係など、その内容は幅広い。性的関係にも種類があり、「見る・見せる」、「手で」、「口で」等に細かく分かれていることが特徴だ。また、「サポート」と呼ばれることもあり、一般人の目にはわかりにくくなっている。
女性たちがパパ活を行う一番の理由はもちろん「カネ」だ。それはパパ活が低年齢化している理由ともつながっている。都内でパパ活を行っているAさんは19歳。高校生の頃からパパ活を始めて、今でも特定のパパからお小遣いを貰っているという。
「パパ活は2〜3年前から始めました。高校がバイト禁止だったのもあって、どうやってお金を稼ごうかを考えて、パパ活をすることに決めたんです。調べてみると、体まで売らなくてもいいことや、一緒に美味しいご飯まで食べさせてもらえるだけでもいいことを知って、自分でもできると思ったからです」(Aさん)
コミュニケーション能力が高ければ、このように体を売らずにお金を貰うことも可能だというが、そうではない場合はやはり何かしらの“対価”が必要となってくる。
「やっぱり手っ取り早くお金を稼ぐのなら、体を売るのが早いです。プチ(本番行為を除いた性的行為)でも未成年なので高く売れますし、1時間で1万円って考えたら破格です。私は体を売ってないですが、下着姿の写真とかを送って、PayPayでお小遣いを貰ったりはしています。接触がなければセーフかなと。
SNSで未成年とつながりたいと思っている男性はかなりいます。人によっては週5回、違うパパから援助を受けて生活をしている人もいて、月70万くらい稼いでいるとも聞きました」(同前)
パパたちの“言い分”
援助をしている“パパ”の側は女性に対して何を求めているのだろうか。都内近辺で援助をしている男性B氏は「ガールズバーやキャバクラみたいな店に使うよりも、パパ活をするほうが健全」だと話す。
「自分はいわゆる非モテなので、女性との接点なんてありません。だけど、女性そのものは好きなので、パパ活にお金を使っています。趣味みたいなものですね。キャバクラなんかだと、同伴して店に行って遊ぶだけでかなりの金額が必要になりますが、パパ活だったらご飯に行ってそれで終わり。これだけで楽しそうに私と話をしてくれるので、こちらとしては助かっています。それに、高級店に行くわけでもないので安上がりです」(B氏)
相手が未成年であっても、接し方は変わらない。
「むしろラッキーかなって思っています。僕なんかと話をしてくれる若い女の子なんていないので、最近の若い子たちの話を聞かせてくれて楽しいです。それに、高級な店に連れて行ってほしいだとか、ブランドが欲しいとかは言ってこないので、金銭的にも助かります」(同前)
B氏は「トラブルに巻き込まれたくないので、体の関係は持ちません」と線引きをしているという。しかし、未成年であっても体の関係を持つ“パパ”もいるようだ。
自身もパパ活などで体を売っていたというCさんは未成年者を狙う“パパ”について「私たちの事情を知ったうえで狙ってくる」と、彼らのやり口を明かす。
「未成年だけを狙う“未成年ハンター”は実際にいます。風俗では絶対に未成年は出てこないから、プレミア感があるみたいです。そのうえ、SNSでの出会いだと、自分の素性がバレないのをいいことに、勝手に動画や写真を撮影したり、ゴムなしでやるような人、勝手に友達を連れてくる人もいます。
パパ活をしている子の多数は、家庭環境が悪く頼れる人もいないので、結局泣き寝入りするしかない。相手もそれをわかっているので、足元を見て無茶なことをしてきます」(Cさん)
Cさんは動画を無断で撮影した男性に対して消すように頼んだが、「まだ高校生でしょ。学校にバレたらどうするの」「通報してもいいけど、お前のこともばらすからな」などの強い言葉で脅されたため動画の削除を諦めたという。
“パパ”の側と少女の側のニーズが合致して行われている未成年者のパパ活。特に力が弱く、何かあっても頼るものがない少女にとって危険すぎる行為であることに間違いはない。特にSNSを介して行われる取引は表面化しにくく、犯罪に巻き込まれても誰も助けてくれないのだ。
取材・文・写真:白紙緑

