「山本由伸は準々決勝まで」とドジャース「ロバーツ監督」が衝撃発言…訂正報道も飛び出す大騒動に発展 識者が「山本不在なら侍ジャパンの連覇は不可能」と口をそろえる理由
アメリカのMLB(メジャーリーグ)ドジャースに関する詳細な報道で知られるメディア「ドジャース・ネーション(Dodgers Nation)」は現地時間の3月12日午後3時に「山本はWBCであと1度先発した後、ドジャースに戻る見込み(Yamamoto to Return to Dodgers After 1 More WBC Start)」とのタイトルで記事を配信した。アメリカはもちろん、日本でも大騒ぎになったのは言うまでもない。
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記事のインパクトは桁外れだった。何しろ冒頭で「ロサンゼルス・ドジャースの監督であるデーブ・ロバーツは、先発投手の山本由伸がWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の準々決勝で先発した後、アリゾナのドジャースのチームに戻る予定だと語った」と断言したからだ。担当記者が言う。

「ドジャースの番記者が綿密な取材を行い、『山本由伸投手は準々決勝で終わり』という記事を書いても衝撃的だったでしょう。ところが、この記事はロバーツ監督が断言しているのです。文字通り桁外れのスクープ記事だと言えます。日米のスポーツメディアが相次いで後追い記事を配信しましたが、それからしばらくすると、『ロバーツ監督は勘違いしているのではないか?』という続報やSNSの投稿が拡散しています」
例えばMLB.comでドジャース番を務めているサミュエル・チェン記者は現地時間の13日の朝、Xに「デーブ・ロバーツ監督によると、山本由伸はベネズエラ戦に先発登板後、ドジャースに合流する予定」と投稿した。
ところが、それから約1時間後、チェン記者は「チームからの訂正:ヤマモトはWBCの残りの期間、サムライジャパンに残ります」とXに投稿した。
実は投手不足に悩む日本代表
果たして山本は準々決勝で終わりなのか、決勝戦にも投げられるのか、今後の続報が待ち望まれる。ただし、山本が準々決勝で離脱するなら日本の連覇に赤信号が灯るのは確実と言える。
デイリー新潮はWBC日本代表に関して様々な記事を配信してきた。中でもロッテ、中日、巨人の3球団とアメリカ・マイナーリーグでも投手として活躍し、先発、中継ぎ、クローザーの全てを経験した前田幸長氏と、MLBアナリストの友成那智氏は「山本投手がいなければ、ベネズエラやアメリカの強力打線は抑えられない」と口を揃えた。
デイリー新潮が配信した記事は、以下の通りだ。
【1】
「種市をクローザーに抜擢すべき」との指摘も…WBC予選で露呈した「大勢」「菊池」「菅野」への懸念 元巨人投手が語る「井端監督が決断を迫られる理由」(3月10日)
【2】
“3576億円軍団”ドミニカと“MLBスター選手が集結”のベネズエラ…「侍ジャパン」準々決勝の相手はどちらがマシか? 「打撃陣はもちろん、投手陣も充実しているのは…(3月11日)
【1】の記事で前田氏は、次のように指摘している。
「山本由伸選手なら全く不安はありません。一方、菊池雄星選手と菅野智之選手は果たしてベネズエラやドミニカの強打者に投球が通用するかは疑問です。繰り返しになりますが、とにかくメジャーの打者は150キロ台のボールは簡単にホームランにしてしまいます」
決勝戦は山本が必要
【2】の記事では、友成氏がこう言っている。
「(準々決勝の)先発は山本由伸投手の可能性が高いでしょう。彼ならベネズエラやドミニカの強力打線を封じ込めるだけの力があります。ただしWBCには球数制限があり、準々決勝は80球です。更に日程の問題もあります。3月15日が準々決勝、16日か17日が準決勝、そして18日が決勝です。実は今回のアメリカ代表は山本投手が得意とするバッターが目立つのです。連覇するため決勝戦でも投げてもらうためには準々決勝は、むしろ少ないイニングで降板し、あとはブルペンデーの総力戦で中継ぎがつなぐのが理想的でしょう。ところが後続でメジャーの強打者を抑えられるピッチャーが見当たらないのです」(同・友成氏)
前田氏も友成氏も「山本を除き、日本代表の投手陣は不安」と口を揃えたことが分かる。もちろん投手不足を抱える日本が準決勝で勝利するかさえ分からない。とはいえ、山本が決勝戦で投げられないことが今の時点で決まると、「連覇は無理」というムードになることは間違いないだろう。
デイリー新潮編集部
