異例の「ありがとう日本」 侍ジャパンの豪州撃破で“命拾い”した韓国 母国メディアが伝えた宿敵への感謝「起死回生だ。日本のおかげ」【WBC】

吉田の値千金の逆転アーチでオーストラリアを破った日本。その勝利は韓国にとって“吉報”となった(C)Getty Images
3月8日、野球日本代表「侍ジャパン」は、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンドC組のオーストラリア戦に4-3で辛勝。開幕3連勝での1位通過で、マイアミでの準々決勝ラウンド進出を決めた。
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6回まで3安打に封じられ、その6回に若月健矢の悪送球から先制点を献上する苦しい展開となった侍ジャパン。それでも0-1で迎えた7回二死一塁から吉田正尚が右翼席へ値千金の逆転2ランをマーク。土壇場で地力を発揮し、オーストラリアとの無敗対決を制した。
この勝利に沸き立ったのは、列島だけではなかった。9日にオーストラリアとの直接対決を控える隣国・韓国でも“吉報”として捉えられた。
開幕戦でチェコに11-4で大勝した韓国だったが、7日に行われた日韓戦で敗れると、8日の台湾戦でも苦闘。タイブレークとなった延長10回に勝ち越されて4-5と敗れ、3大会ぶりの1次ラウンド突破に黄色信号が灯る土俵際に立たされていた。
そうした中で、2位での8強進出を争うオーストラリアを日本が破ったことで、韓国の希望は繋がれた。同国のスポーツ・メディア『OSEN』は「ありがとう日本」「ありがとう吉田」と列挙。宿命のライバルである侍ジャパンの勝利に異例とも言える“感謝”を記し、「マイアミ行きの可能性は甦った」と熱狂的に伝えた。
「吉田のホームランが韓国にとっても喜ばしい理由は、このホームランで準々決勝ラウンド進出の希望が再び生き返ったからだ。1勝2敗の韓国が8強に進出するためには、日本が無条件にオーストラリアを倒す必要があった。そして、韓国は9日のオーストラリア戦に5点差以上で勝利し、2失点以下を記録しなければ、奇跡の1次ラウンド通過が実現することになった」
また、日刊紙『スポーツ朝鮮』も「韓国はオーストラリア戦で3失点をした瞬間に、最終的な結果に関係なく脱落する」と危機感を強めながらも「本当に良かった。これで起死回生だ。韓国は日本のおかげで1次ラウンドでの早期敗退の危機から脱した」と安堵した。
ライバルによって紡がれた可能性を韓国は活かせるか。9日のオーストラリア戦は、まさに「負けられない」戦いとなる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
