Image: Bonhams

自転車っぽいけど1172cc。

クルマやバイクは身近な存在ですが、それらの歴史はけっこう古いんですよね。どちらもガソリン車は1880年代に発明され、誕生からそろそろ150年が経とうとしています。

私たちは最新モデルばかりに目が行きがちですが、たまには温故知新ってことで歴史を振り返るのも良いかと思います。

124年前のバイクがお目見え

初期のバイクなんてなかなかお目にかかる機会がありませんが、オークションハウスのBonhamsから1902年製の「Holden 1172.8cc」が競売に登場。その姿が公衆の面前に現れました。

製造はイギリス初のバイクメーカーHolden社。自転車の底面に4気筒エンジンがマウントされ、小さな後輪を駆動させる設計です。その排気量はなんと1172cc! なのに最高時速は…調整により約40〜56km出せたんですって。

今の技術だと軽く180kmは出せそうな排気量なんですけどね。当時の法定速度制限は約19kmだったので、56kmも出したら異次元の爆速っぷりだったのかもしれません。

Image: Bonhams

パワーはたったの3馬力

エンジンは真鍮製のシリンダーが水平に搭載されています。チェーンやシャフトではなく、シリンダーカバーの両サイドから伸びるロッドが後輪を回して走ります。なので後輪が小径なんですって。

フレーム内にある3つのタンクは、前がガソリン用で真ん中が水、後ろが点火装置やバッテリーが内蔵されています。

昔は女性もバイクを楽しんだようです。もしやママチャリ感覚?

博物館の展示品だった

このバイクは、1938年にこのバイクでレースに出場したレックス・ジャッド氏の一族が博物館で展示していたもの。氏はレースを完走し銀メダルを獲得したそうですが、その後ナンバープレートを取得し1903年まで乗っていたそうな。バイクを降りたのは、1904年に道交法が施行されたことが大きな理由とのこと。後輪のエアレスタイヤはゴムの摩耗が早かったのも、関係しているかもしれません。

最低でも90年は展示されたままだったようですが、エンジンは動くそうな。どんな排気音がするんでしょうね?

では世界初のバイクは?

1885年にゴットリープ・ダイムラーと相方のヴィルヘルム・マイバッハが作った「ダイムラー・ライトワーゲン」が、世界初のガソリンエンジン搭載バイク。

古い振り子時計に似た「グランドファーザー・クロック・エンジン」を搭載した264ccでした。燃料と空気を混ぜるキャブレターも、彼らの発明。オリジナルは1903年の火事で消失しましたが、数台のレプリカが各国の博物館に展示されています。


By Wladyslaw, CC BY-SA 2.0 de, Link

誰が落札するのか?

しかしこの「Holden 1172.8cc」。バイク好きでもここまで古いモデルはあんまり知られていないのでは?

オークションでの推定落札価格は840万〜1500万円になっています。4月下旬の競売開始で、誰がいくらで落札するのでしょうね?

Source: Bonhams via NEW ATLAS, flickr
Reference: Wikipedia (1, 2)

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