TVアニメ『天幕のジャードゥーガル』ティザーPV&ビジュアル公開 総監督は山田尚子
TVアニメ『天幕のジャードゥーガル』が2026年7月よりテレビ朝日系全国24局ネット “IMAnimation”枠・BS朝日にて放送されることが決定。あわせて、ティザーPVとティザービジュアル、スタッフ情報が公開された。
参考:サイエンスSARU「新しいチャレンジ」 『天幕のジャードゥーガル』アニメ化への自信
本作は、Souffle(スーフル)にて連載中のトマトスープによる同名コミックを原作とした、13世紀のモンゴルを舞台に繰り広げられる後宮譚。モンゴル帝国の捕虜となった元奴隷の少女・シタラ(ファーティマ)が、同じくモンゴル帝国に対して複雑な思いを抱く、モンゴル皇帝の第6夫人・ドレゲネと出会い、知恵を駆使して帝国を揺るがしていく様子が描かれる。原作コミックは、宝島社「このマンガがすごい!2023」オンナ編で第1位を獲得、さらに「マンガ大賞」に2023年と2024年の2年連続でランクイン。アニメーション制作は、『ダンダダン』や『平家物語』、『映像研には手を出すな!』などで知られるサイエンスSARUが手がける。
13世紀、イランの奴隷市場にその少女はいた。これは、広大な大陸を翻弄した一人の魔女の話――。母を亡くし、故郷からも遠く引き離されたシタラ。まだ幼く、1人で生きていく術も未来への希望も持たない彼女は、学者の一家に拾われ、穏やかな日々の中で“知”を授けられる。その頃、皇帝チンギス・カンによる地上最強の「モンゴル帝国」が他国への侵攻を繰り返し、日に日に勢力を拡大していた。その野望がシタラの住む街に到達したとき、日常は終わりを告げ、運命が大きく動き出す。
公開されたティザーPVでは、13世紀イラン・トゥースの街を本作の主人公シタラが駆け巡る姿や、活気のあるバザール、美しい建築物がサイエンスSARUならではの映像スタイルで描かれている。
さらに、ティザービジュアルでは、どこまでも広がる空のもと鳩が悠々と翼を運び、風に舞う花弁のなかでシタラがまっすぐにこちらを見つめる姿が描かれている。
本作の総監督を務めるのは、『平家物語』、映画『聲の形』や映画『きみの色』の山田尚子。監督に『ダンダダン』第2期、『スター・ウォーズ:ビジョンズ「T0-B1」』や『スコット・ピルグリムテイクス・オフ』のアベル・ゴンゴラ、キャラクターデザイン・作画チーフに『交響詩篇エウレカセブン』『OVERMANキングゲイナー』『地球外少年少女』の吉田健一、シリーズ構成に『陰の実力者になりたくて!』『ブラッククローバー』『からかい上手の高木さん』の加藤還一、そして独自の音楽性を持ち民族楽器への造詣も深い日野浩志郎が初のアニメの劇伴を務めるなど、各界の第一線で活躍する豪華クリエイター陣が集結した。
また、アニメ公式サイトもリニューアルされた。
あわせて、山田をはじめ、ゴンゴラ、吉田、加藤、日野からはコメントも到着した。
コメント■山田尚子(総監督)『天幕のジャードゥーガル』トマトスープ先生が描くこの物語は、私にとってとても新鮮で刺激的な驚きに溢れていました。流れていく時代の大きなうねりの中に身を置いていたシタラをはじめとする登場人物たちは、確かに生きて、思考し、愛を信じ、時には大胆に、時には繊細にその人生を全うしました。力強く、可愛らしく。敬意をもって大切に物語を描いて参ります。どうぞお楽しみください!
■Abel Gongora(監督)モンゴル帝国とペルシア帝国、それぞれの地で育まれた文化はどれも素晴らしく、現代まで受け継いでこられた方々へ深い敬意を抱きつつ、事実・伝承を問わず、その歴史を私たちなりに解釈させていただきました。原作漫画に登場する、強く鋭く、唯一無二の存在感を放つヒロイン。彼女が自らの輝く道を切り開き、壮大な冒険へと踏み出すその瞬間を、アニメーションとしてお届けできることを心から嬉しく思います。
■吉田健一(キャラクターデザイン・作画チーフ)初の原作ものなので諸々頑張ってます!
■加藤還一(シリーズ構成)原作の素晴らしさをアニメでも表現できるよう構成にあたらせて頂きました。遠い昔、13世紀モンゴルの草原や美しい夜空、遊牧民の暮らし――その異文化の中で知識を身につけ生き抜いていく主人公を通し、現代の私たちにも通じる葛藤や出会い、未来への希望を感じて頂ければ幸いです。
■日野浩志郎(音楽)魅惑的なキャラクターばかりですが、中でも恨みや悲しみを持ちながらたくましく強かに生きるシタラの複雑な心情の表現は最も大きなチャレンジかつやりがいのあるものでした。さらに、現代においてこのような題材を表現することはとても意味のあることだと感じています。どの国・地域においてもシタラのような悲しみを持つ子が生まれない平和な世の中であってほしいと強く思いました。今回初めてのアニメーションの劇伴制作であることに加え、初めてのペルシャ・モンゴル音楽の制作という初めて尽くしとなりましたが、辛抱強く併走していただいた監督のおふたりや制作陣の皆さまのおかげでやり遂げることができたと感じています。改めて感謝をお伝えします。(文=リアルサウンド編集部)
