EVバスを個人所有とか夢のような話……でもなかった! 超最先端バスの「eパレット」が現実的な値段で一般販売される衝撃!!

この記事をまとめると
■BEVトランスポーター「eパレット」をトヨタが展開中だ
■価格は2900万円だが補助金が使えると半額程度で手に入る
■広い車内に電動車ということで個人ユースでも使える幅が広がりそうだ
トヨタ「eパレット」を個人で買ってみたら……
すでに東京お台場などで運行が始まっているトヨタのBEVトランスポーター「eパレット」ですが、事業者だけでなく一般ユーザーに向けた販売も始まりました。お値段2900万円とまぁまぁなものですが、環境省による「商用車等の電動化促進事業」の補助金1583万5000円がもしもゲットできれば、1316万5000円とフルサイズセダン並み! 近い将来、自動運転レベル4にも対応するとなると、夢は広がる一方だとされています。

eパレットのデビューは2018年のアメリカCESでのこと。このショーはコンシューマー向けハイテク見本市といった内容で、当時は自動運転トランスポーターが注目を浴びていた時期でもあり、eパレットも大いにスポットライトを浴びたものです。当然、コクピット(運転席)は装備されず、全長5mほどの車体を目いっぱい使った、快適なトランスポーターに仕上がっていたのです。
その後、開発が進むうちにレベル3の「条件付き自動運転」を視野に入れたことで、運転席が装備されるなど現在のeパレットに等しいモデルへと進化。あわせて、ステアバイワイヤによる航空機テイストなハンドルも装備。発売されるモデルでは当初レベル2の自動運転システムとされています。また、ボディサイズもCES出品時からいくらか変更され、全長×全幅×全高:4950×2080×2650mmとなり、5mを切る全長がいかにも国内での運用を意識しているかと。

一方、室内サイズは室内長×室内幅×室内高:2865×1780×2135mmと、ほぼ最大限に近く、設計上の定員は運転手を含めて17名とのこと。ただし、室内のアレンジはいくつかある模様で、発表されたモデルでは運転手を除いて7名分のシートに加え、車いすを想定したスペース(と固定装置)も用意されています。ちなみに、公共運用を見据えたものか、車いすやベビーカー向けの電動スロープも装備されました。

バッテリー容量は72.82kWhで、最高出力150kW/最大トルク266Nmの出力。最高速度80km/h、最大航続距離は250kmと発表されています。急速充電と普通充電どちらも可能で、所要時間は急速充電で40分程度(満充電量の約80%充電)、普通充電ならば12時間程度と、一般的なレベルといえるでしょう。また、外部への電力供給も可能(DCからACへ変換する外部給電器が別途必要)なので、災害時など蓄電池としての活躍も期待できるわけです。

旅の相棒にももってこい!
eパレットは前述のとおり、お台場で運行が始まっており、このほかウーブンシティでの活用や、自治体や販売店との自動運転実証実験など路上をどんどん走りまくる予定。となると、我々一般ピープルとしても乗せてもらうだけでなく、「オレのeパレット」的な活用方法も考えてみたくなるというもの。
真っ先に思い浮かぶのは、広い室内と確保された電源を活かした車中泊。室内の天高2m以上となれば、二段ベッドの設置だって可能かもしれません。道の駅ならたいていは充電設備もあるので、国内周遊だっていけるはず(車中泊禁止の道の駅が多いのでその点は要注意)。お値段的にもちょっとしたキャンピングカー並みなので、こりゃ人気が出るかもしれません。

搭載されているトヨタのインターフェースは自動運転システム(ADK:Automated Driving Kit)に対応しているので、ゆくゆくは完全自動運転のレベル4も実装されるはず。となると、車中泊を拡大解釈して、eパレットを「我が家」にしちゃうというのも面白そう。なにしろ、寝ている間に目的地に到着するわけで、目覚めたときの新鮮味は比べるものもありません。ちっぽけな建売住宅よりも、ずっと夢のある買い物といえるのではないでしょうか。

仕事はどうするかって? 出かけた先で介護タクシーでもやれば、夫婦ふたりくらいはどうにかなるはず。なるほど、eパレットは夢が満載とはこのことですね!



