NHK・和久田麻由子アナ、「未解決事件」で約1年半ぶり復帰
2011年から不定期で放送されてきた「NHKスペシャル」の人気シリーズが、10月4日から定時番組(毎週土曜・22時)としてレギュラー化される。和久田アナは、国内外に衝撃を与えた未解決事件を徹底取材で検証するこの番組で、メインナレーターとキャスターを務める。
久々の公の場となった和久田アナは、マイクを握り「緊張で手が震えております」と率直な心境を語った。さらに「非常に重厚なテーマを扱う番組です。果たして自分のアナウンスメントの力量や経験で務まるだろうかと、重い責任を感じていると同時に、自分にとっても大きなチャレンジになる」と神妙な面持ちで話した。
オファーを受けた当初については「私に務まるだろうかという緊張感と不安、同時にしっかりと務めなければならないという責任の重さを感じました」と改めて覚悟を示した。
長年「ニュース7」でキャスターを務めてきた和久田アナは、ニュース原稿の読み方との違いにも言及。「ニュースは現場の映像、文字、そしてアナウンサーの声、全てが情報を正確に届けるためのものですので、自分の声を際立たせることを意識してきました」とこれまでのスタイルを振り返った。
一方で、今回のナレーションについては「あくまで主役は現場で撮ってきた映像であり、取材に応じてくださった方々の生の声。それを補うためにナレーションがある」と役割を分析。「膨大な資料から読み解けた新事実や、事件関係者の方の心情など、力のある、熱量や温度のある映像がふんだんに詰まっています。自分の表現でその迫力や温度を削がないように、決して邪魔しないように、映像に最大限寄り添う形で表現していきたい。そこがニュースと違うところで、チャレンジでもあり、これから試行錯誤していきたいです」と意欲を示した。
また、アナウンサーとして15年目、母となった自身の変化にも触れ「年を重ね、人生経験を積んだことで、物事を捉える際の視点が少しずつ自分なりに広がっていると感じます。ニュースを見ていても、心動かされる話題や憤りを感じる話題が、以前の自分とは変化してきている」と自己分析。「今後、事件に関わった方々に直接お話を伺う機会もあるかと思います。その際に、お相手の立場や心情に寄り添うための引き出しや材料が、自分の中に少しずつ蓄積されていると思う。これまでの経験を活かして頑張っていきたい」と語った。
番組の初回と第2回(10月11日放送)では、1995年に発生し今年で30年となる「八王子スーパー強盗殺人事件(通称:ナンペイ事件)」を2週にわたって取り上げる。番組復帰という節目に、難解で重厚なテーマに挑む和久田アナ。その声が事件の深層と時代の闇をどう伝えていくのか注目される。

▲ 和久田麻由子アナ
