〈食べログ3.5以下のうまい店〉大阪・中津にあるカウンター8席のみの隠れ家的焼鳥店。焼鳥、料理どちらも大満足なコースが5,500円!
おいしいもの好きのあの人に「食べログ3.5以下のうまい店」を教えてもらう本企画。今回はフードコラムニストとして活躍する門上武司さんに、手ごろな価格で値打ちあり!の焼鳥店を教えてもらった。
〈食べログ3.5以下のうまい店〉

おいしいもの好きのあの人に「食べログ3.5以下のうまい店」を教えてもらう本企画。今回はフードコラムニストとして活躍する門上武司さんに、手ごろな価格で値打ちあり!の焼鳥店を教えてもらった。
8席のみの隠れ家焼鳥店
大阪メトロ「中津駅」から徒歩5分。大通りからひと筋入ったすぐのところに、ベージュの暖簾がかかった焼鳥店がある。目印は暖簾の小さなロゴのみの、隠れ家的一軒だ。

扉を開けると、外とはまるで異なる落ち着いた大人な雰囲気の空間が広がる。コの字形カウンターはゆったりと8席のみ。カウンター向こうのキッチン中央には焼き場があり、どの席からもその臨場感が楽しめる。

料理を一人で担当する大将は、山下拓也さん。兵庫県・西宮市出身の36歳で、大学中退後、料理の道へ。「とにかく焼鳥が好き」と、芦屋の焼鳥店などで約5年の経験を積み、現店の立ち上げに携わった。「“月に何度も来られる焼鳥屋”を目指し、料理、居心地、コミュニケーションの3本柱を大切にしています!」と山下さんは笑う。

いただける料理はコース(5,500円)が主軸。前菜2品、サラダ、茶碗蒸し、串7本、焼き野菜、デザートといった流れで、中身は季節や仕入れによって変更ありだ。また、21時以降は、飲みなおしの方などのために、単品でも対応している。

門上さん
新しい焼鳥屋ができ、店名が「そり」というのにひかれ訪れました。「そり」は焼鳥の部位のソリレスという予想が当たりました! 広い通りから路地を入ったところにあり、隠れ家のような雰囲気も素敵です。
いただけるお料理はこちら!
今回はおまかせのコース(5,500円)から門上さんのおすすめをご紹介する。
まずは京赤地どりのたたき。「甘みと弾力がある京赤地どりを、表面のみ炭火で炙ってたたきにしています」と山下さん。

門上さん
鶏の皮目のパリッと感と身のしっとり具合が見事。山葵がアクセントとなります。
サラダ。メニューはその日によって変わるが、今回は鶏の幽庵焼き、クレソン、ベビーリーフ、トマト、柚子など。

門上さん
鶏の幽庵焼きが味を束ねます。
はつはジューシーなこころのこり(ハツモト)も一緒に打ちこんでいる。

京赤地どりの胸肉を、皮と一緒に巻き込んだ、だきみ。山葵で。

ねぎまは少し甘めのタレで。タレには醤油、氷砂糖、はちみつ、しょうがなどを使用している。

門上さん
ねぎの甘みが生きています。
つくねはもも肉を使用。くちどけのよいフワフワ食感をが特徴。塩、タレ、月見から好みの味でいただける。

焼きおにぎり。〆ものは親子丼、焼きおにぎり、にゅうめんがスタンバイ。コースとは別料金となる。

門上さん
醤油のしみ具合が程よいです!
“融通の利く店”でありたい
「今後は、お客様のニーズに合わせたお料理、接客を心がけていきたいです」と山下さん。味付けや食べる量、好き嫌い、焼き加減など“融通の利く店”でありたいとも。「また、料理を選べるコースなども提供できたら楽しいですね。それを目標に頑張ります!」と、前向きな姿勢に期待大だ。
門上さん
焼鳥と料理の構成がいい塩梅になっているところが素敵です。
<店舗情報>
◆そり
住所 : 大阪府大阪市北区豊崎2-4-26
TEL : 06-6131-6853
教えてくれた人

門上武司
1952年大阪生まれ。関西中のフランス料理店を片っ端から食べ歩くももの足らず、毎年のようにフランスを旅する。39歳で独立し「株式会社ジオード」設立後はフードコラムニストというポジションにとどまらず、編集者、プロデューサー、コーディネーターとマルチに活躍。関西の食雑誌「あまから手帖」編集顧問であり、全日本・食学会副理事長、関西食文化研究会コアメンバー。著書には「食べる仕事 門上武司」「門上武司の僕を呼ぶ料理店」(クリエテ関西)、「京料理、おあがりやす」(廣済堂出版)、「スローフードな宿1・2」(木楽舎)、など。年間外食は1,000食に及ぶ。
食べログマガジンで紹介したお店を動画で配信中!
https://www.instagram.com/tabelog/
※価格は税込です。
文:木佐貫久代
撮影:東谷幸一
