写真だけで圧倒されるフェス「ULTRA JAPAN」、10年の熱狂をまとめてみた
東京・お台場で開催される、都内最大級のダンスミュージックフェスとして知られるこのイベントは、世界中のトップDJと観客が集まる熱狂の場として、毎年の恒例になっています。
ロックフェスが多い日本ではめずらしい、都市型のダンスミュージックフェスで、音楽と光・映像がシンクロする演出も魅力のひとつ。
このパートでは、そんなULTRA JAPANの歴史や名シーンを、写真とともに振り返ります。
ULTRA JAPANといえばド派手な演出!
演出の派手さで知られるULTRA JAPAN。SNSでは毎年、「こんなの日本で見たことない」と話題になるほど、そのステージは圧巻です。

ドカーンと上がる大きな花火に…

おびただしい量のレーザー演出。

火花と炎も全開。

紙吹雪の量もハンパじゃないんです!
しかもそれら全部が、音楽とぴったりシンクロしてくるから驚き。視界いっぱいに広がる演出と音が一体となって、ただのライブを超えた“五感で浴びる体験”を生み出しています。
そして何よりすごいのは、この“ド派手さ”は初開催から ずっと変わっていないということ。
毎年アップデートされながらも、演出の豪華さは常にULTRA JAPANの代名詞。ステージを観ているだけで「ULTRA来たな〜」と実感できる、そんな圧倒的な景色がここにあります。
観客のフェスファッションもたびたび話題に
音楽と同じくらい注目されてきたのが、来場者たちのフェスファッション。
Tシャツやシンプルなカジュアルスタイルで気負わずに楽しむ人が多く、誰でも参加しやすい雰囲気が広がっています。自分らしいスタイルでフェスを楽しめることも、ULTRA JAPANの魅力のひとつです。


近年はカジュアルな装いが主流になりつつあるなか、初開催の2014年から2016年頃にかけては、フェスの“お祭り感”を全身で表現するような華やかなファッションも目立ちました。
ボヘミアンテイストのスタイルや花冠が流行していたのもこの時期です。

また、海外フェスの雰囲気を取り入れたコーディネートが目立ち、当時の高揚感とあいまって、まさに“非日常”の風景が広がっていました。
その後も、年を追うごとに自由度の高いスタイルが増え、グループでそろえたチームコーデや、スポーツ×ストリートを掛け合わせたスタイルなど、観客の個性がステージ外でも輝いていました。

サービス面でも別格。ULTRA JAPANの“裏名物”
2014年の初開催から、演出やサービス面で毎年進化を重ねてきたこのイベントには、日本のフェスではあまり見かけない仕組みも取り入れられています。
たとえば、近年では女性専用エリアやノンアルドリンクの充実など、より安心して楽しめる環境づくりも進んでいます。観客一人ひとりの過ごしやすさに配慮された設計は、音楽以外の部分でも支持を集めているポイントです。

ゆったり過ごせる“女性専用エリア”
さらに特筆すべきは、“VVIP”という日本初のプレミアムエリアの存在です。一般的なVIPエリアとも一線を画すこのスペースは、豪華な装飾と専用の空間演出が施された、まさに“フェスの中の別世界”。著名人も利用したというこのエリアは、単なる高額チケットではなく、その空間自体がエンタメとして成立しています。

VVIPエリアは、価格帯が800万円を超えることも…!
歴代アクトが強すぎた!ULTRA JAPANの“神ステージ列伝”
この10年でULTRA JAPANは、音楽ファンの記憶に残るシーンをいくつも生んできました。世界トップDJのプレイや、演出との一体感、予想外の展開まで含めて「体験」として語られてきたフェスです。
ここでは、公式Instagramのアンケートで寄せられた声とともに、その軌跡を写真でたどります。
2014年:ULTRA JAPAN 初開催

ULTRA JAPANが初めて日本で開催された2014年、そのステージに立ったのは世界的DJのHARDWELL(ハードウェル)。
当時、ダンスミュージック界で影響力のある英音楽誌「DJ MAG(DJマガジン)」の世界DJランキングで1位に輝き、年収13億円とも言われた人気アーティストです。
彼の出演によって、日本初開催とは思えないほどのスケール感と豪華さが印象づけられ、ULTRA JAPANはその後のフェスシーンでも存在感を放つ存在になっていきました。
2015年:スターDJが次々来日
この年は、David Guetta(デヴィッド・ゲッタ)とSkrillex(スクリレックス)という2大スターが初登場。どちらも当時は世界の音楽チャートを席巻しており、多くのファンがステージに詰めかけました。
アンケートでは、この年から2018年まで3日間開催だったこともあり、「全部見るために有休を取った!」「3日開催に戻してほしい」という声も出ていました。
2016年:夕日の時間に合わせたセトリが話題に

この年出演したノルウェー出身のDJ「KYGO(カイゴ)」は、“トロピカルハウス”という音楽ジャンルを世界に広めた代表的存在。リゾート地で聴きたくなるような、爽やかでチルなサウンドが特徴です。
そんなKYGOのセットは、日の入りの時間に合わせて組まれており、夕暮れの空と音楽が溶け合うような印象的な時間になりました。
2017年:レジェンド大集結で、どのステージも主役級!

この年は、本家マイアミでおなじみのLIVE STAGEが日本に初登場。これにより、ULTRA JAPANのステージ構成はさらに多様化しました。

LIVE STAGEには、映画『トレインスポッティング』の劇中曲で知られるUnderworld(アンダーワールド)が登場し、圧巻のパフォーマンスを披露。MAIN STAGEでは、アテネ五輪の開会式で話題を集めたDJ Tiësto(ティエスト)、さらにRESISTANCEにはテクノ界の重鎮Carl Cox(カール・コックス)がラインナップされました。
これら3つのステージで、いずれもクライマックスの時間帯に重なる形でプレイが展開され、観客からは「どこを見ればいいのか本気で迷った」との声もあがるほどの贅沢なタイムテーブルとなりました。

また、The Chainsmokers(ザ・チェインスモーカーズ)はこの年、「Don’t Let Me Down」でグラミー賞最優秀ダンス・レコーディング賞を受賞。代表曲「Closer」でも世界的な人気を博していた彼らが、まさにそのタイミングで日本のステージに立ったのも、ULTRA JAPANならではの特別な瞬間でした。
2018年:ZEDD×大雨=伝説

この年のULTRA JAPANを語るうえで外せないのが、大雨のなか実施されたZEDD(ゼッド)のステージ。
公式Instagramで実施されたアンケートでは「ずぶ濡れだったけど最高だった」「雨でテンションが逆に上がった」など、この年をベストに挙げる声が最多。雨と音楽が混ざり合い、まさに記憶に残る夜となりました。
2019年:ステージからフジテレビが見えた初めての年

東京オリンピック準備の影響で、会場は「Tokyo Odaiba Ultra Park II」へ移設。フジテレビの社屋を背景にした特別なロケーションが話題に。
この年は、DJ Snake(DJスネイク)やAfrojack(アフロジャック)、Steve Aoki(スティーブ・アオキ)など、ジャンルも世代も超えたアーティストが集結しました。
特にスティーブ・アオキがBTSの「MIC Drop (Steve Aoki Remix)」をプレイした瞬間は、SNS上で「#UltraJapanでBTSが流れた!」と反応が相次ぎ、ファンにとって忘れられないハイライトとなりました。
2020–2021年:コロナ禍で中止
2022年:3年ぶりの復活。入口のメッセージに「泣いた」の声も

ゲートには「おかえりなさい」のメッセージが掲げられ、アンケートでも「感動した」との声が多く集まりました。
この年、ZEDDとMartin Garrix(マーティン・ギャリックス)という人気DJが、2日連続で同じステージに立ち、交互に曲をかけながらその場で音をつないでいく“共演セッション”を披露。まるで2人がひとつの音楽を即興で作り上げていくようなライブ感に、会場は大きな盛り上がりを見せました。

2023年:Skrillex、復活のULTRAへ

長らく表立った活動がなかったSkrillexが登場し、最新セットで会場を揺らしました。
2019年以降、作品リリースも少なく、ライブ出演も激減していたことから、ファンの間では「消息不明」とさえ言われていた彼。「やっぱりULTRAは別格」と感じたファンも多かったはずです。
2024年:ISOKNOCK、アジア初パフォーマンス

ISOxo(アイソーエックスオー)とKnock2(ノックツー)によるDJユニット「ISOKNOCK(アイソノック)」が、ULTRA JAPANでアジア初となるパフォーマンスを披露。
アメリカの次世代ダンスミュージックシーンを牽引する存在として注目を集める2人が、日本の観客の前で初めて本格的にそのサウンドを響かせました。
そして『ULTRA JAPAN 2025』へ

ULTRA JAPANはこの10年、音楽を軸に、演出や空間づくりでも多くの人の記憶に残るフェスを作ってきました。
年々アップデートされながらも、変わらず続いてきたものもあり、ファンの間では「また行きたくなるフェス」として定着しています。
そして今年2025年は、ULTRA常連のMartin Garrixに加え、初回以来の出演となるHARDWELL、待望の初出演となるCalvin Harris(カルヴィン・ハリス)など豪華なラインアップが揃い踏み。
今年はどんなステージが用意されているのか。過去を振り返った今、あらためて今年のULTRAにも期待が高まります!
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