この記事は以下の動画を基に、動画投稿者の承諾を得た上で、AIライターが執筆しております

YouTuberのナカイド氏は、自身のチャンネルで公開した動画『【データ公開】4月から収益が激減…YouTuberがどんどん廃業していきます』の中で、2024年4月以降のYouTube広告収益の急落と、その背景にある複数の要因について、当事者の立場から警鐘を鳴らした。

ナカイド氏によれば、「広告収益が落ちてます。これは単価の方ですね」と述べ、特に2024年4月以降、1再生あたりの広告単価が著しく低下しているという。同氏は自身のチャンネルのデータを公開し、「昨年比で見てみたところ、まず今年の3月ですね、去年が1再生0.508円なんですけど、今年が0.528円ってとこで、まあ微増」と、3月までは比較的安定していたものの、「問題の4月ですね。こちら去年が0.469円、今年が0.38円です。マイナス18.9%。めっちゃ下がってますよね」と、4月の急落を報告した。

さらに5月には「昨年比が0.445円から0.356円。マイナス20.2%。え、やばいじゃんこれ」と、さらに状況が悪化していることを明かし、「5月になるといよいよ僕も気付きますよ。あれ? なんか月間収益の数字がいつもより小さい気がする。具体的には桁が減ってる」と、強い危機感を表明した。この現象はナカイド氏個人の問題ではなく、「これ自分だけかなと思っていろんな人に聞いてみたんですけど、聞く人みんな下がったと言ってました」と述べ、他のYouTuberにも共通する課題である可能性を示唆した。

広告収益の激減について、ナカイド氏は複数の要因を挙げている。まず、「ゲーム業界の不況ですよね。新作ゲームがなかなか出ないという状況なので、広告出す人が少なければ広告って下がるんですよ」と述べ、ゲーム関連の広告出稿が減少している点を指摘。YouTubeの広告はオークション形式であるため、広告主の減少が単価の下落に直結するという。

また、2024年(日本では2025年4月)からAmazon Prime Videoが広告表示を開始したことにも言及し、「こいつのせいやんけ! となりました」と述べたうえで、「去年から海外ではアマプラの参戦でネトフリの広告単価が下落したってことが言われてるんですよ。YouTubeでも同じことが起きてるんじゃないか」と分析。広告主がAmazon Prime Videoへ流れることでYouTubeの広告単価が下がり、「今後、夏にかけて手応えがよかったらアマプラの方に広告費かける企業が増えてくるんじゃないでしょうか。そうするとYouTubeの売上にもさらに影響あるんじゃないか」と、さらなる収益悪化を懸念した。

さらにショート動画の収益についても「ちょっと前にガクッと不景気になりました」と言及。以前は1再生あたり約0.06円(内訳:動画再生0.01円+BGM権利収入0.05円)だったものが、BGM権利収入の減少により約0.02円と約3分の1になったことを明かし、「これも、ギリギリの人はきついですよね」と語った。

今後の展望について、ナカイド氏は「今広告収入で食ってる人間もマジで終わり始めてるってことです」「この4月からそれが本当の話になって今後もっと厳しくなるだろう」と述べ、広告収入に依存したビジネスモデルが崩壊しつつあると強調。「よっぽどものすごい人気でっていう方以外は、別のフォーマットを見つけないと遅かれ早かれ破綻しますよって話ですね」「本当に今年来年くらいで個人で活動してる人は半分くらい食えなくなるんじゃないかな」と、多くのYouTuberが厳しい状況に直面するとの見通しを示した。「危機感をもって能動的にやってかないといけないし、色んな人と協力しないといけない」と訴えた。

ナカイド氏は今後のチャンネル運営について、「当面は収益を企業案件に依存するしかない」としつつも、「僕の興味はビジネス的な部分というか、ゲームの制作過程とかなぜおもしろいゲームが生まれたか、なぜこの企画は売れたか売れなかったか、そういうとこなんですよ」と語った。そして、「アングラな摩擦を気にしない系ゲームメディアのような形が最終形だと思ってます」と、自身の関心を追求する独自の方向性を模索している姿勢を示した。

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