GoogleがAIチャットボットとの会話の中に広告を掲載し始めていることが、Bloombergの報道により明らかになりました。

Google Places Ads Inside Chatbot Conversations With AI Startups - Bloomberg

https://www.bloomberg.com/news/articles/2025-04-30/google-places-ads-inside-chatbot-conversations-with-ai-startups

Advertising Enters the Chat: Google Integrates Ads Into AI

https://www.pymnts.com/cpi-posts/advertising-enters-the-chat-google-integrates-ads-into-ai/

Google is quietly testing ads in AI chatbots - Ars Technica

https://arstechnica.com/ai/2025/05/google-is-quietly-testing-ads-in-ai-chatbots/

Bloombergの報道によると、Googleはコンテンツ連動型広告配信サービスのGoogle AdSenseを拡張し、これまでの「サードパーティーウェブサイトの検索結果に広告を掲載する」だけでなく、「AIチャットボットとのやり取り」にも広告を掲載し始めているそうです。

これまでオンライン検索市場は、Googleが支配してきました。しかし、近年はOpenAIやPerplexity AIといったAIを活用した検索プラットフォームが台頭しており、Googleと競合しています。Googleの親会社であるAlphabetは依然としてGoogleの主な収入源である広告分野に依存しているため、同社は広告収益を伸ばすべくAIチャットボットに広告を掲載することを検討している模様。

なお、GoogleはiAskやLinerといったAIスタートアップと「AI検索に広告を表示する」ことをテストしており、今回の動きはこのテスト運用に続くものであると、関係者は証言しています。



Bloombergによると、2024年にGoogleは検索広告で1980億ドル(約28兆8000億円)以上の収益をあげており、これはAlphabetの総売上高の約60%を占めているそうです。しかし、AIチャットボットの登場によりユーザー行動は変化しています。これに対応するべく、GoogleはAIチャットボットに広告を直接埋め込むことを検討しているようです。

Googleの広報担当者は、独占禁止法に関する最も関連性の高い情報とコンテンツを世界中に広めるべく活動する知識共有組織のCPIに対して、「検索向けAdSenseは、会話型AIエクスペリエンスで関連性の高い広告を表示したいウェブサイトでご利用いただけます」とコメントしています。

Bloombergによると、Googleの競合であるPerplexity AIは広告主と直接的な関係を築くことで、プラットフォーム上でフォローアップクエリのスポンサーシップを可能にしています。学生や研究志向のユーザーをターゲットとするLinerは、関連性の高い広告を限定的に表示しており、これはGoogleの創業当初を彷彿とさせるアプローチであると、同社のルーク・ジヌ・キムCEOはBloombergに語っています。



なお、2025年5月2日からGoogle検索のAIモードがアメリカのすべてのLabsユーザーに公開されます。AIモードでは商品や場所に関する細かい質問をしたり、次のステップに進んだりすることが簡単になります。タップ可能な新しいカードが表示され、視覚的に情報を探り、クリックするだけで購入や予約といったアクションを実行できるようになります。





Google検索のAIモードがどんな風に動作するのかは、以下のイメージ動画をチェックするとよくわかります。





さらに、過去にAIモードでやり取りした内容がデスクトップの左側メニューにまとめて表示されるようになりました。これにより、ユーザーはいつでも過去のやり取りを再開することが可能となります。