為替相場まとめ11月4日から11月8日の週
(5日)
東京市場では、ドル円が底堅く推移。朝は152.10台で取引を開始。本日の米大統領選を前に様子見ムードが広がる中、日経平均の500円以上の上昇、中国本土株の堅調な動き、またそれを受けて寄り付きのマイナス圏から買いに転じて1%超上昇した香港ハンセン指数の動きなどが下支えとなった。午後には152.55近辺まで上値を伸ばした。ユーロ円はドル円の上昇を受けてしっかりも、165.92近辺までと166円を付けきれず。ユーロドルは朝からほぼ膠着。レンジはわずかに8ポイント。これまでトランプ共和党大統領候補が優勢との思惑からドル買いが入りやすくなっていたが、終盤戦に入ってハリス民主党候補が巻き返しを見せ、ほぼ横一線の状況。米大統領選を前に行き過ぎた動きにも警戒感がみられた。
ロンドン市場は、ドル売りが優勢。米大統領選投票がいよいよ始まるなかで、世論調査ではハリス氏とトランプ氏の支持率はほぼ拮抗している。これまでのトランプ氏優勢を受けたトランプトレードのポジショニングを、よりバランスの取れたものに調整する動きがみられている。豪ドルやNZドルなどオセアニア通貨が好パフォーマンスを示しているほか、ユーロやポンドなども対ドルで上昇。ドル円もわずかながら本日の安値を広げている。クロス円も豪ドル円を中心に堅調。この日発表された中国財新サービスPMIが予想を上回り、全人代に向けた中国政府の追加策への期待も豪ドル相場に好感されているもよう。ドル円は152円台前半から半ばで上に往って来い。ユーロドルは1.08台後半から1.09台乗せ水準へ、ポンドドルは1.29台半ばから1.30手前水準へと上昇。豪ドル/ドルは0.65台後半から0.66台前半へと買われている。ユーロ円は東京市場で買われたあと165円台後半で、ポンド円は197円台後半でわずかに高値を伸ばしている。豪ドル円は100円台前半から後半へと高値を追う動き。
NY市場では、ドルの戻り売りが強まった。ドル円は一時151.35円付近まで下落する場面が見られた。市場は本日の米大統領選の投開票に焦点を集めており、前日に引き続きその結果待ちの雰囲気が強まった。為替市場のシナリオはトランプ氏であればドル高、ハリス氏であればドル安との見方も出ている。一方、トランプ氏であっても、市場はこれまでのトランプトレードで、それを十分に織り込んでおり、一旦材料出尽くしのドル売りのリスクも留意されるとの声も。ユーロドルは1.09台に買い戻された。EUへの関税の脅威から、トランプ勝利の可能性に対してユーロは最も脆弱と見られている。しかし、そのシナリオは先週までにかなり織り込まれている状況。結果がいつ判明するか未知数な部分も大きい。ポンドドルは買い戻しが優勢となり、ここ数日上値を拒んでいた1.30台を回復。きょうの上げで100日線と21日線を上回り、米大統領選を受けた明日以降の動きが注目される。きょうは英10年債の入札が実施されていが、需要は約1年ぶりの低水準となった。リーブス英財務相が10月30日に発表した拡張的な予算案と、米大統領選に対する投資家の根強い不安が反映されたもよう。
(6日)
東京市場では、米大統領選結果をめぐりドル高に動意づいた。ドル円は151.50台で取引を開始。東京朝はいったん円買いの動き。151.30前後を付ける動きを見せたが、そこから一気にドル買い・円売りとなった。米大統領選の開票が始まって以降、米賭けサイトでトランプ氏の勝利見通しが一気に強まったこと、激戦州の中で開票が早かったジョージアで世論調査を超えるトランプ氏のリードが見られ、トランプ氏優勢が報じられたことなどに敏感に反応した。昼前後には154.30台まで上値を伸ばした。午後には153.10付近まで反落も、すぐに買いが入った。大手メディアの一部が激戦州ペンシルベニアでのトランプ氏勝利を報じたこと、大手大統領選サイトがトランプ氏大統領選勝利を報じたこと、ハリス氏が本日の演説予定を延期したことなどから買いが強まり154.38レベルに高値を伸ばした。ドルが全面高となり、ユーロドルは1.09台から1.07付近へと大幅下落。ポンドドルは1.30台半ばから1.28台半ばへと下落。ユーロ円は165円台での推移にとどまり、ドル主導の展開だった。米国関係の警戒感が強いメキシコは朝の20.03から20.80まで上昇。2022年以来のドル高・ペソ安。
