マイナンバーカード 賛否はあるけど便利さは着々と向上
最大2万円のマイナポイントキャンペーンにより普及が一気に進んだ形ですが、いまだにマイナンバーカードの取得や利用に対しては賛否があり、賛同してない人もいます。
とはいえ、
今後マイナンバーカードの利用や利便性は粛々と進むことは間違いないようです。
そこで現在、マイナンバーカードで、なにができるのか?
一度、おさらいをしておきましょう。
●マイナンバーカードとは?
国民ひとりひとりに付与された唯一無二のマイナンバーを記載したプラスチック製のICチップ付きカードです。
このICチップにより、スマートフォンやパソコンのICカードリーダー、対応端末などを利用して読み込むことで、本人確認ができます。
これまで本人確認では、運転免許証やパスポート、健康保険証、住民票などが利用されてきましたが、今後は、マイナンバーカードで身分証明を行うことができるようになります。
またマイナンバーカードは、健康保険証やe-TAXでの確定申告、コンビニでの住民票などの証明書発行、自治体サービスの利用など、様々なサービスができます。
●マイナンバーカードでできること
まずは、マイナンバーカードでできるとことを再確認してみましょう。
・マイナンバーカード1枚で本人確認ができる
サービス利用や身分証明など、マイナンバーの提示と本人確認が必要な際に、マイナンバーカード1枚で確認することができます。
・マイナポイントを取得できる
先のキャンペーンでは、マイナンバーカードの取得、健康保険証利用の申込、公金受取口座の登録で、電子マネーとしても利用できるポイントが付与されました。
・新型コロナワクチンの接種証明書にもなる
スマートフォンアプリで、新型コロナワクチン接種証明書の発行や確認できます。
・コンビニでの住民票など、公的な証明書を取得できる
コンビニのマルチコピー機などで住民票や印鑑登録証明書などの公的な証明書を取得できます。
・証券口座の開設など民間のオンラインサービスで使える
電子マネーサービスなどの口座登録時の本人確認にも利用可能です。
公金受取口座を登録でき、還付金や給付金などの受け取りもできます。
今後、オンラインバンキングをはじめ、民間のオンライン取引にも利用可能になる見込みです。
・健康保険証として利用できる
マイナンバーカード対応の医療機関や薬局を利用することで、治療履歴の共有や確定申告などでの医療費控除の申請もオンラインでできるようになります。
今後、マイナンバーカードを利用することで、
・申請書類やデータなどの自動取得や作成が可能
・役所に出向いたり、窓口で長時間待ったりといった手間や時間ロスが不要
これらによって、負担軽減にもつながります。
とはいえ、
マイナンバーカードを利用することへの違和感や懸念を抱く人もまだ多くいます。
●マイナンバーカードの利用に懸念を抱く人の理由
・盗難・紛失の際、個人情報漏えいのリスク
・有効期限があり更新が必要であること
・銀行口座などに紐づけると、資産を管理されてしまうのではという懸念
マイナンバーカードは、個人の本人確認が可能なため、盗難や紛失した際のなりすましや個人情報の漏えいについてのリスクが気になるのは当然でしょう。
また、マイナンバーカードには、カード自体に有効期限があり、暗証番号や署名用電子証明書用暗証番号の有効期限の更新といった手間もかかります。
行政でも、こうしたマイナンバーカードへの不安や懸念を解消するために、様々な対策が用意され、公式サイトでもアナウンスもされています。
それらを確認してみましょう。

・紛失時のマイナンバーカードの一時停止
24時間365日対応のコールセンターを設置しており、マイナンバーカードを紛失した場合は、個人番号カードコールセンターに電話連絡することでカードの一時停止が可能なので、第三者によるなりすまし利用を防止できます。
なお、個人番号カードコールセンターなどへの問合せは、マイナンバーカード総合サイトのページに記載されています。
・マイナンバーカードは顔写真付のためなりすまし悪用は難しい
・偽造を困難にする技術を採用
マイナンバーカードの表示文字はレーザーによる彫りと複雑な彩紋パターンが施されているためカードの複製や偽造が難しいです。
・ICチップには必要情報だけを記録
税関係情報や年金関係情報など、個人情報データはICチップには記録されていないため、スキャニングなどで不正に第三者に盗まれることはありません。
・マイナンバーカードでの本人証明には暗証番号が必要
各種の行政サービスの利用や本人認証の際には、暗証番号や署名用電子証明書用暗証番号が必要なため、暗証番号を知らないと不正利用ができません。
また、暗証番号を一定回数以上間違えると自動でロックされ、ロック解除は役所や出張所などの窓口で処理が必要です。
・セキュリティの国際標準の認証を取得
ICカードのセキュリティ国際標準「ISO/IEC15408認証」を取得しています。
行政でもこのような対策を用意しています。
どのような対策を施しても100%安全ということはありませんが、マイナンバーカードの安全対策も適宜、整備されています。
現在、当たり前のように日常で使っているインターネットやスマートフォン、クレジット、電子決済も便利な反面、一定のリスクもあります。
マイナンバーカードも、それらと同様に、リスク対策に気を配り、改善していきながら、便利さを活用していくことが大切なのだと思われます。
